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康二君は軽く失笑した。
そのままくっくっと喉を鳴らしながら笑うと、焼けたカルビを俺のお皿へと移す。
康二君のお肉じゃないのか、と聞こうとしても、蝋燭の火が消えるように笑顔を消した彼に口を開かせてもらえなかった。
彼はもう1枚を自分の方に置くと、今度はしっかり俺の目を捉えた。
kj「俺な、昔からひとりぼっちやってん。
特にいじめとかは無いで？ただ、ひとりぼっちやった。
大学も卒業資格が欲しかったからって理由で通ってたし、特に楽しみもないから授業受けたら家に帰って、課題終わらせたら睡眠か食事。
そんな生活やった」
ある日、同じ授業で隣の席に座った渡辺さんが自分を庇うように居てくれた姿、そして友達という存在と疎遠だった康二君の隣にただ黙って居座ってくれた姿。
それらに憧れ、本当に惚れてしまいそうになったという。
ただ渡辺さんと行動するようになってから、周りの目は一気に変わった。
特にガラの悪い渡辺さんの友人や、渡辺さんを狙う女子からの目は痛々しいものになったという。
kj「それでまあ軽い虐めにあって、言われた言葉がお前なんかが近づくなとか、何で翔太君と一緒にいるの？とか」
つまりは、宮舘さんから同じような事を言われて辛くなったというわけだ。
康二君は今でこそ人見知りの壁を乗り越えればお喋りで明るい人だけど、前はきっと陰な人だったんだろう。
問題はそれを知った今でも康二君をどうやって助けるかが思いつかないという点だ。
もしかして、あの2人のいざこざを解き放たないと無理…とか？
そうなると先程も述べたが俺には手出しが出来ない。
kj「ごめんな、こんな話」
mm「いえ、話してくれて嬉しかったです。ところで、康二君は渡辺さんの宮舘さんの関係知ってます？」
そう聞くと、うーんと悩んで知らんと言った。
あの2人の事を存在や噂だけでも知ってる人間に接触出来れば、もしかしたら。
mm「あの2人の仲違いが問題なんですよ。どうにかすれば、宮舘さんも怖くなくなるかも」
その提案に戸惑いながら頷いた康二君。
未だに怖いのだから、仲直りさせるなんて最もなのだろう。
ただ、今回は康二君の手を借りなくてはならない気がした。
きっとあの2人のいざこざに少なからず、康二君が関わっているはずだから。
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花(プロフ) - ゆきんこさん» 感想ありがとうございます！康二君に押しまくるめめが大好きなんですw次回以降もめめこじ要素多いので、もし気になったら読んでみてください！ (2020年8月5日 5時) (
レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - パパらさん» ご感想ありがとうございます！励みになります^^* (2020年8月5日 5時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 第1章完結おめでとうございました！ずーっと押してくれるめめがナイスすぎてずっとニヤニヤしながら読んでました！（笑）最後の登場もビックリしたしほかのメンバーもすっごく楽しみです！無理せずに更新頑張ってください！ (2020年8月5日 2時) (レス) id: 9366bbf9ec (このIDを非表示/違反報告)
パパら - いつも拝見させていただいてます！とてもとても面白いです。作者様のペースで更新頑張ってください！ (2020年8月1日 21時) (レス) id: e814843bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2020年6月29日 9時
