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渡辺さんはデザイン考案部の前で立ち止まった。
そりゃ彼の仕事場なのだからやって来たと言うよりは、戻ってきたが正しいだろう。
しかしそれは渡辺さんの目を見ても言えるだろうか。
ただ仕事に戻るとは言えないような神妙な面持ちで扉を開けた彼は、1分と経たないうちにまた外へ出た。
様子を伺っていた俺はすぐさま物陰に隠れてそを見ると、誰かの腕を掴む渡辺さんの手が震えているのが遠くからでも分かる。
そしてその腕の先には宮舘さん。
nb「お前、康二に何かしたの」
部長に向かってお前だなんて、普通は言えない。
この2人の関係性か？
dt「特に何もしてないよ」
nb「嘘だ！」
dt「……離してくれる？仕事中」
渡辺に近づくなと康二君に言っていたくせに、自分はその渡辺さんを突き放そうとしている。
それが何を意味するのかなんて俺にはさっぱり分からない。
渡辺さんの腕を振り払ってデザイン考案部の部屋へと戻った宮舘さんは微かに笑っている気がして、正直怖かった。
nb「んでだよ…なんで、」
それとは対照的に、震える拳をそのままに立ち竦む渡辺さんは表情に怒りを灯していた。
この2人は俺にはどうしようも出来ない。
関係性すら読めないのにどうこう出来るはずがないんだ。
そう思っていると、スマホのバイブが鳴った。
nb《康二は干渉されないようにって隠そうとばっかするけど》
nb《本当は誰かが助けてあげないといけない》
nb《昔から誰の手も借りずに生きてきたやつだから》
nb《頼む》
そんなの、言われなくても。
俺はマーケティング部に戻ると全ての仕事を終わらせた。
パソコンをシャットダウンすると、時間は定時丁度。
急いで18階まで階段で昇って、営業部の前で待ち伏せした。
昨日のお礼とでも言おうか、適当に言い訳を用意したらふっかさんと一緒に出てきた康二君を背後から捕まえる。
kj「おぅわ？！え？なになに！え？！」
fk「お前うるせぇよ。めめだろ」
kj「うん？ほんまやめめや！」
mm「今日ご飯行きません？昨日のお礼に」
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花(プロフ) - ゆきんこさん» 感想ありがとうございます！康二君に押しまくるめめが大好きなんですw次回以降もめめこじ要素多いので、もし気になったら読んでみてください！ (2020年8月5日 5時) (
レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - パパらさん» ご感想ありがとうございます！励みになります^^* (2020年8月5日 5時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 第1章完結おめでとうございました！ずーっと押してくれるめめがナイスすぎてずっとニヤニヤしながら読んでました！（笑）最後の登場もビックリしたしほかのメンバーもすっごく楽しみです！無理せずに更新頑張ってください！ (2020年8月5日 2時) (レス) id: 9366bbf9ec (このIDを非表示/違反報告)
パパら - いつも拝見させていただいてます！とてもとても面白いです。作者様のペースで更新頑張ってください！ (2020年8月1日 21時) (レス) id: e814843bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花
| 作成日時：2020年6月29日 9時
