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13. ページ13

mm「________です」



目黒のプレゼンが終わった。


余程緊張していたのか、薄らと汗をかいている。


控えめに言ってよく出来たプレゼンだった。


そこそこ言葉に問題はあるものの、伝えたい事はしっかりと伝わってくる。


目黒が席に着いたのを確認して、また4人での話し合いが始まった。


さっきまでの4人分のプレゼンを元に、資料の活用法とPowerPointでのスライド作成、そしてもう一度何を伝えたいか、何を省くかを会議する。


PowerPointはふっかさんが、俺は資料のページ毎に話の進め方を作り、照君と目黒はプレゼンの練習。


真剣になりすぎて、全てを終える頃には定時を過ぎていた。



fk「あ、やば。もう19時じゃん」

iw「ほんとだ。定時1時間半くらい超えてんな」



帰ろうか、と各々支度を始める中、俺は少し焦っていた。


今日は翔太君の家に行く予定のはず。


急いでスマホを見ると、通知が二通入っていた。



《終わったからエントランスで待ってる》17:35

《なんかトラブった?大丈夫?》18:26



まずい、ずっと待ってくれてたんだ。


俺は慌てて鞄を引っ掴んで、椅子にぶつかりながら扉を開けた。



kj「すいませんお疲れ様です!お先失礼します!!」



返事も聞かず走り出した俺の前にあるエレベーターは1階に止まっている。


俺がいるのは18階。


上がって来るのを待って、降りるのを待つ時間を考えると相当な時間がかかることは確かだろう。


と思っている隙にエレベーターが動き始めた。


↓ボタンを押すも、エレベーターは止まることなく30階まで上がり、そこから動かなくなった。


あかん、誰かが止めてるんや。


そういう時は大体大きな荷物を乗せたり、沢山人が乗り込む時、もし18階で止まったとしても乗れる可能性は低い。


別のエレベーターはあるものの、定時を1時間過ぎると大体の物は止まってしまうため、ここを除けばどれが動いているのかなんて分からない。


焦燥に駆られ、エレベーターの前に立ち竦む事に嫌気を指した俺はめざとく非常口を見つけ、走った。


翔太君はいつも冷たくあしらってくるし、大学生の頃は俺の事嫌いなんかな?なんて思うこともあったけど、それはただのツンデレで実は無茶苦茶優しい人だ。


きっと何時になっても待ってくれているだろう。


1階まで駆け下りてエントランスへ向かうと、窓ガラスに背中を預けたまま船を漕ぐ彼の姿があった。

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(プロフ) - ゆきんこさん» 感想ありがとうございます!康二君に押しまくるめめが大好きなんですw次回以降もめめこじ要素多いので、もし気になったら読んでみてください! (2020年8月5日 5時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - パパらさん» ご感想ありがとうございます!励みになります^^* (2020年8月5日 5時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 第1章完結おめでとうございました!ずーっと押してくれるめめがナイスすぎてずっとニヤニヤしながら読んでました!(笑)最後の登場もビックリしたしほかのメンバーもすっごく楽しみです!無理せずに更新頑張ってください! (2020年8月5日 2時) (レス) id: 9366bbf9ec (このIDを非表示/違反報告)
パパら - いつも拝見させていただいてます!とてもとても面白いです。作者様のペースで更新頑張ってください! (2020年8月1日 21時) (レス) id: e814843bd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月29日 9時

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