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1. ページ1

kj side


東京。


何回も来たことあるけど、全然慣れへん場所。


そこで今日から俺は、元々働いてた会社の本部で一人暮らししながら働く。


運命の出会いがあるなんて知らずに。



_______



元々関西支部で働いとった俺はその会社の営業部で業績1位を1年間守り通した。


まあそれなりに必死やったし、仲間である同僚達とも切磋琢磨したことによる賜物だったと言える。


それが功を奏したのか、本部への移動が決定。


もちろん給料は一気に上がったけど、皆との別れが辛くて最後の日には沢山泣いたっけ。


東京の地下鉄に乗れば御堂筋線や堺筋線を思い出し、JRに乗れば玉造と大阪にはよう遊びに行ったなと回想する。


今日、引越しを終えた俺は明日から出勤することになっていた。


今は日暮れ時で、夕ご飯までは時間があるからと家の近辺を歩き回る。


家自体はちょっとしたアパートの一室だが、周りにはコンビニ、スーパー、家電量販店、カラオケや居酒屋、何から何まで揃っていた。


やっぱり東京は凄いわ。


オフィス街の近くとはいえここまで綺麗に必要な店が揃っているともはや面白い。


ただ違うのは、芸人さん達のためのハウスが無いところだろう。


漫才やコントが大好きな俺的には少し辛いものがあるが、そこはテレビだけで我慢をすることにした。


すぐに帰るからとTシャツにジーパンというラフなスタイルで出たが、さすがにオフィス街はスーツで溢れているおり、私服の人もオシャレに纏めているため俺は浮きまくっている。


ちょっとずつ恥ずかしくなってきて、足早に踵を向けて歩いた。


家に帰れば慣れない東京への疲れに襲われ、ベッドに倒れ込むように寝転んでポケットのスマホを取り出す。


本当はチャットでメッセージを送れば良かったのだが、東京に来てからほとんど口を開いていないのもあって電話にした。


誰かと話したかったんだもん。



『はいはい?』

kj「あ!るーたくん!!」

rt『そりゃ俺やろ。俺にかけてきたんやから』



3日ぶりに聞く声。


たった3日かいと思うかもしれないが、毎日一緒にいたんだからそれすら長く感じる。


相も変わらず元気そうだ。



rt『どう?東京、なんかおもろいもんあった?』

kj「いやぁ…あ、人が避けてくれへん!」

rt『大阪に比べたら人情は薄いかもしれへんな。でもお前も変にツッこんだりせんときや?浮くで』



この後電話は2時間ほど続き、気づけば夕ご飯時を過ぎようとしていた。

2.→



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(プロフ) - ゆきんこさん» 感想ありがとうございます!康二君に押しまくるめめが大好きなんですw次回以降もめめこじ要素多いので、もし気になったら読んでみてください! (2020年8月5日 5時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - パパらさん» ご感想ありがとうございます!励みになります^^* (2020年8月5日 5時) (レス) id: 3efdfc6162 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - 第1章完結おめでとうございました!ずーっと押してくれるめめがナイスすぎてずっとニヤニヤしながら読んでました!(笑)最後の登場もビックリしたしほかのメンバーもすっごく楽しみです!無理せずに更新頑張ってください! (2020年8月5日 2時) (レス) id: 9366bbf9ec (このIDを非表示/違反報告)
パパら - いつも拝見させていただいてます!とてもとても面白いです。作者様のペースで更新頑張ってください! (2020年8月1日 21時) (レス) id: e814843bd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月29日 9時

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