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緑「謝って許されるとは思ってないけど…ごめんなさい！」
紫「すいませんでした」
青「俺のせいで、危ない目にあったよね。ごめんなさい」
黄「………ごめんなさい」
ああほら、やっぱりこの人達は良い人だ。
深く下げられた頭を上げてもらって、俺達は顔を見合わせた。
大丈夫とだけ言っても、彼らは謝り続けるだろう。
そこで、だ。
fk「許す代わりに、今度一緒に呑みましょうよ。あ、ラウールはジュースな」
nb「阿部ちゃん、今のうちに櫻井先生に言いたいことあったら全部言っとけ。今なら聞いて貰えるだろ」
状況の整理を終えた阿部ちゃんはニヤッと笑って櫻井先生に近づいた。
彼にも彼らしい願望があるのだろう。
ab「櫻井先生、僕を先生の助手にしてください！」
…あら。
nb「おいおいまじか」
sk「阿部ちゃんブレないよねぇ」
ほんと、勉強熱心だよね。
個性は大切だ。
感情は持つためにある。
阿部ちゃんから基礎的で且つ皆が見落としているものを教えられた。
教授とか、向いてるんじゃない？
なんて。
赤「……ふ、あははは！こちらからお願いする予定だったよ」
ab「ほんとですか？よっしゃ！佐久間！やった！！」
sk「いえーい阿部ちゃん、ハイターッチ！」
挙句抱きしめ合って喜ぶ2人と、その近くで目黒とラウールに寄り添われる康二。
未だ黙ったままだった康二がゆっくりと口を開いた。
kj「……あかんわ、あんまり状況把握出来てない。最終的にどうなったん？」
赤「博士を君が能力で壊したんだ。大丈夫、元々死んでるから…君が殺したわけじゃない」
その言葉には、康二への気遣いが沢山込められていた。
壊すの先に待っていることが、破滅だけでは無いと。
fk「阿部ちゃんの記憶も康二が取り戻してくれたし」
mm「おかえり、康二」
ru「おかえり！」
kj「……ただいま。遅なって、ごめん」
その後は俺の家に14名も集まっちゃって、今度こそ座る場所すらほとんどない。
赤「ねえ、良かったらまた君たちの話を聞かせてよ」
fk「櫻井先生はさ、前世で研究員よ1人だったんだ。どうやら博士の意向に反対派だったみたいだけど」
赤「そりゃね。人間を兵器に…なんて、間違ってるから」
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作者名：花
| 作成日時：2020年6月1日 16時
