Past...14 ページ15
.
「帰っちゃった・・・」
渋々私から離れて、浮かない顔の紫耀が帰った後
1人になった途端に我慢していた寂しさが押し寄せてくる。
“ またすぐ会いに来る ”
紫耀はそう言ってくれたけど、次にまた会える保証なんて無い。
そう思ってしまうくらいに今の私達は危うい関係なんだと思う。
もうすぐ付き合って半年だって言うのに
未だに紫耀の気持ちが見えないし掴めない。
・・・もしかして、紫耀も私に対してそう思ってたりするのかな。
だとしたら、私が想像してる以上にお互いの気持ちがすれ違ってる可能性がある。
「このままじゃダメかもしれない・・・」
付き合い始める直前くらいに2人で撮った写真を眺めながら色々考えていたら、自然と携帯に手を伸ばしていて
？「もしもし、花音ちゃん？」
気付けば助けを求めて発信画面に切り替えていた。
「廉くん？久しぶり」
廉「ほんま久しぶりやな〜。元気しとった？」
「うん。廉くんは？」
廉「俺も相変わらず元気やで(笑)」
「それはよかった(笑)
急に電話しちゃってごめんね」
廉「全然かまへんよ。どうしたん？」
「今ちょっと時間平気？」
廉「おん。ちょうど撮影まで暇しててん(笑)
・・・紫耀となんかあってんな？」
「なん、で・・・？」
まだ何も言ってないのに、廉くんは全部わかってるみたいな言い方をするから、驚いて電話口で固まる私なんか御構い無しに話を進める廉くん。
廉「昨日、紫耀そっち行ったんやろ？」
「・・・うん」
廉「なんや、せっかくのチャンスやったんに結局あかんかったんか。ほんっまにあいつは・・・」
「どうゆうこと？」
廉「あ、いや、これは2人の問題やし、あんまり俺が口出さん方がええと思っててんけどさ」
「うん？」
廉「こうやって俺に電話くれた言うことは、花音ちゃんからのSOSやと思ってええねんな？」
「・・・もうね、どうしていいかわかんないの」
廉「喧嘩でもした？って聞きたいとこやけど、ちゃうよな。今の紫耀と花音ちゃん、喧嘩もできひんのやろ？」
喧嘩もできない、か・・・。
図星過ぎて何も言葉が返せないや。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 976人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
心音(プロフ) - ailiさん» ありがとうございます！これからも応援よろしくお願い致します。 (2018年12月26日 5時) (
レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - ぬ。さん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません(T_T)数ある作品の中から私の作品を気に入って頂けて本当に嬉しいです！ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2018年12月26日 5時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
aili(プロフ) - 心音さんの作品大好きです！更新楽しみにまってます＾＾ (2018年11月4日 7時) (レス) id: c2425ac5df (このIDを非表示/違反報告)
ぬ。 - 遠距離も近距離も恋人以上恋人未満もこの作品もほんとにおもしろくて切なくてキュンキュンするので大好きです！更新頑張ってください。楽しみにしてます！！ (2018年6月3日 20時) (レス) id: cdf9612c42 (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - りあさん» ありがとうございます！また徐々に更新再開していくのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年4月13日 6時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：心音
| 作成日時：2018年1月11日 20時
