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和也とは、週に一度会えるのが当たり前になりつつあった。
それでも毎日電話をしたり、メッセージを送りあったりして、連絡はとりあってる。
変わらない、幸せな時間を大事にしなさいって、神様に試練を与えられてるんだ！なんて、乙女パワー全開で言い聞かせて一日を過ごす。
だからって訳じゃないけど・・
ユミや平野くんと、たくさんくだらない話で盛り上がったり、ご飯を食べに行ったり、寂しい訳じゃない。
でも・・
雅紀くんのコンビニにいく機会も、雅紀くんがお店にいることも増えてきた。
やましいことなんて、何一つないのに。
心の隅で、罪悪感がフワリと浮かび上がるときがある。
「・・Aちゃん？聞いてる？」
「え？・・ごめん、何？」
「もう！彼氏のことばっかり考えてるんでしょー♡やらしぃなぁー♡♡」
「声が大きい！！違うってば！！」
コンビニの隅にあるカフェスペースで、100円のコーヒーを飲みながら雅紀くんの休憩に付き合うことが増えた。
私なんかとしゃべってたら、休んでる気がしないだろうに。なぜかお誘いを受ける。
「Aちゃんてさ、甘えるの下手だよね。」
「・・へ？」
「そんなに可愛いのに・・勿体ないなぁー。」
「可愛くないし！それに！甘えるって柄じゃないもん・・」
コーヒーを飲み干して、雅紀くんを睨んだら。
にっこり笑いながら私の頭を撫でた。
「俺ねぇ、Aちゃんと付き合ってるときから思ってたんだよ？」
大好きだった笑顔なのに、瞳は寂しそうに揺れてる。
「寂しい時に寂しいって、どうして言ってくれないのかなって。俺、頼りなかった？」
「そんな事・・」
「終わったことだからってことで、聞いてくれる？お願い。」
「日本語おかしくなってる(笑)」
「え？・・ごめん(笑)」
「いいよ、聞く。」
ほんの数ヶ月離れただけで、こんなに人は変われるのかな？
雅紀くんの真っ直ぐな瞳を逸らすことはできなくて。
「Aちゃんは、今の彼のこと・・」
そのせいか、
「信じてる？」
言葉の重さが倍以上になって心に突き刺さった。
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作者名：蒼しょこら
| 作成日時：2019年6月5日 13時
