〇〇×紫耀

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海人side

また来てもいいかって聞いたら、楽しみにしてるなんて言われちゃった！




友達になれるかな〜




家に帰るまでの間、その事ばかりを考えていた。




でも、自分の部屋に着くとまた平野くんの事を考え始める。




どうしてあんなに頑なに話そうとしないのか、顔を見せたがらないのか、人を避けるのか、気になる事がたくさんあった。




平野くんは自ら僕を遠ざけようとしているのに、泣いていた。




内心では、どう思っているんだろう。




あの時、どんな顔をしていたんだろう。




色々考えすぎて、全然眠れなかった。




翌朝、学校に着くと平野くんはすでにいた。




やっぱり喋ったりはしないけど、またいつものように目が合う。




平野くんが、どういう意図でこっちを見ているのかも分からない。




謎は深まるばかりだ。




放課後、課題を忘れた俺は、居残りで課題をやっていた。




課題がやっと終わり、先生に提出して、帰ろうとしていたその時、いつもは使われないはずの教室から、物音が聞こえた。




もしかして…幽霊ッ！？




そんな訳ないよね笑




恐る恐る近づいてみると、笑い声と苦しそうなうめき声、ドタンバタンという激しい音が聞こえた。




この中で何が起きているんだろう。




気になって、ドアの小窓から中を覗くと、驚きの光景が目に入ってきた。

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