◇チューリップ◆【櫻綸復活！】

＊１２　おにゅ〜 ページ12

「え、え、え！？」


そのまま彼に引っ張られたまま屋上へ。


なに、どういう状況？


「あんさぁ･･･
俺、彼女とかいないよ？」


そのまま屋上に立ち止まって、


彼がぽつり、ぽつりと話し出した。


「第一さ、俺好きな人いるし」


いきなりのカミングアウト。


貴方、


知ってるでしょう？


私に好きな人がいるの。


それは貴方なの。


なのに私の前で言うって事は、


私に遠回しに「俺は他に好きな奴がいるから諦めろ」っていう意味なの？


それとも


「俺の好きな奴はお前」っていう意味なの？


わかんないよ。。。


.


.


「あのさ･･･
俺、お前が好きなんだけど」


.


.


考えていると、


そういきなり言われた。


･･･え？


「好き。。。？」

「うん。ずーっとさ、気づいてくんないどころか俺の方見てくれもしないんだもん(笑)」


･･･いきなりの猛スピードで回り出した私の恋の歯車。


私の恋はまるでチューリップみたいで。


チューリップの花言葉は


「恋の告白」


.


.


ほら、私の恋はまだ始まったばかり。


チューリップみたいに可憐に咲いて、


いつまでも咲き誇ってみせる。

アトガキ。。。ふろむさくりっち！→←＊１１

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す