年下の彼に愛されすぎて困ってます。【3】 (ページ10)

今日:14 hit、昨日:7 hit、合計:739,687 hit

愛のかたまり107 ページ10

.

"嫌なことは嫌だ"とは言うけれど

それまでで。

"連絡を取らないで"と

縛るような発言をすることなんて

今までなかった。

だから、

そんなこと言う彼が珍しくて

目を丸くして思わず凝視した。

あ「…なんで？」

一応、理由くらい聞いてもいいよね？

紫「…男の勘ってやつ」

それは一体どういう意味なんだろう。

女の勘ならぬ、男の勘

詳しい理由は教えてくれなかったけど、

あ「分かった…？」

語尾にハテナマークを付けて頷いた。

.

久しぶりの彼のお泊まり。

嫌だと何度言っても聞いてもらえず、

子供のように駄々を捏ねる彼に負けて

紫「なんでタオル巻いてんの？」

いつぶりかの一緒にお風呂。

先にシャワーを済ませ、

湯船に浸かる彼の後に入ると

不服そうな顔をしていた。

あ「だっ、だって恥ずかしいんだもんっ」

最近ジムにも行けてなかったし

何度も紫耀ちゃんとお風呂に入ってるけど

慣れるはずないじゃない。

ていうか、一生慣れない。

紫「ふーん。」

あ「勝手にタオル外したら

怒るからね。」

紫「フリ？」

あ「フリじゃないっ！」

紫「あははっ。はいはい。」

しっかり釘を刺しといて。

髪の毛洗うところから取り掛かった。

.