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愛のかたまり103 ページ6

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紫「A、もう少し待ってて。

今はまだまだ未熟だけど、

みんなに国民的アイドルって言われるように

デッカい男になるから。


その時がきたら、

みんなに公言したい。」



あ「紫耀ちゃん…」





紫「さっ。寝よ!」



さっきまで改まった声で話してたのに


急にコロッと普段の声に戻って


布団を覆いかぶせる。





あ「あっ、ちょっ…!

寝るんじゃないの!?」



紫「寝るよ?

もうちょいAを味わってから」





私の上へ跨り、


そんな恥ずかしい台詞を


当たり前のように口にした後。





お互い眠りについたのは、


薄っすら外が明るくなり始めた頃。







.







.







きっと、"今だけの辛抱"







彼との関係を守りたかった。



そのためならなんだって我慢出来る。





もし世間にバレたら…



その時は覚悟してるつもりだった。





"つもりだった"ってだけで


実際は全く出来なかったんだと思う。







本当は、さよならだってしたくないし



それで彼との関係が終わってしまうのも


覚悟なんてこれっぽっちも私にはない。







所詮、綺麗事なんだ。









.

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作者名:rion | 作成日時:2019年3月27日 16時

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