愛のかたまり124 ページ27
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あ「ねぇ〜今どこいるの〜」
タツヤ『ごめん!
あともうちょいで着くから待ってて』
待ち合わせのお店の前に時間通り到着して
タツヤに電話する。
先店内入ってていいよ、と言われるまま、
予約名を店員に告げ、
席に着いて待つことに。
日本に帰国する日が決まったことを
タツヤに話したら会おうと言われ、
指定された場所まできたけれど
当の本人は少し仕事が延びてるらしい。
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落ち着いたBGMと高級感漂わす店内。
明らかお高いんだろうなーと思うレストランの
個室で一人ポツンと座っている。
お腹空いたなー
タツヤまだかなー
腕に付けてる時計を見ながら
待っていると、
背後の扉がノックされると共に
「お連れ様がご到着されました」
と言う店員の声が聞こえた。
あ「お疲れさー…」
後ろへ振り返った瞬間、
声がつっかえた。
あ「…、ま…」
口の動きがゆっくりになる。
…なんで、
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「…お帰り。A。」
これは幻覚なんでしょうか
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「久しぶりだね。」
にこやかに優しい微笑みを浮かべる、
懐かしい表情。
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私の目の前に立っているのは、
"あの頃"とは違う、
大人びた紫耀ちゃんだった。
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作者名:rion | 作成日時:2019年3月27日 16時