年下の彼に愛されすぎて困ってます。【3】 (ページ19)

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愛のかたまり116 ページ19

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「柳瀬さんっ！

この部分だけ巻き直してほしい！」

あ「はいよー」

バタバタとスタッフやモデル達が

忙しく行き交う舞台裏。

ランウェイから戻ってきた担当モデルの

次の出番に向けて、

取れかかってる巻きを再度巻き直してあげる。

あ「はい。オッケー」

「可愛い？大丈夫？」

あ「大丈夫。可愛い！」

「ありがとうっ！」

スタイリングし直して最終確認をした後、

スタンバイへ行くモデルを笑顔で見送った。

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彼と別れを告げて早1ヶ月。

何事もなかったように

とにかく仕事にだけ集中した。

あ「お疲れ様！」

タツヤ「お疲れ。なに飲む？」

タツヤからちょこちょこきていた連絡は

中々返すことが出来ずにいたけど。

いや、でもそれは

本当に仕事が忙しかったからで。

それでもタツヤからご飯に誘われてて

今日1ヶ月ぶりにこうして会った。

あ「それでねー…」

コースで流れるようにくる料理に

箸を付けながらひたすら喋り倒す私の話を

タツヤは相槌打って聞いてくれる。

話に一段落着いた時、

タツヤ「平野くんとはどうなったの？」

その一言で動かしてた箸が止まった。

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