愛のかたまり111 ページ14
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週刊誌に取り上げられてからいうもの、
"見損なった"
"担降りする"
"イメージ下がった"
"プロ意識がない"
街中で彼の話題を耳にするのは、
マイナスなことばかり。
苦しかった。
胸が締め付けられるほどに。
やっぱり大切な人を悪く言われて
いい気分なんてならないのは当たり前で。
…全ての原因は私だ。
私のせいで、彼はーー…
沢山自分を責めた。
責めたところで何か変わることはないけれど、
いつしか罪の意識で責めることしか出来ず、
彼と変わらず連絡は取っていても
どこか上の空になっていて。
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あ「ねぇ、紫耀ちゃん」
紫『ん?』
お願い、これで最後にするから。
あ「会いたい。」
困らせてしまうって分かってる。
あ「紫耀ちゃんに会いたい、」
けれど、
紫『…分かった。』
最後の我が儘を聞いてほしい。
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作者名:rion | 作成日時:2019年3月27日 16時