愛のかたまり47 ページ46
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紫耀ちゃんだよって言えるなら
言いたいとこだけど、
当然簡単には言えるはずもなく。
あ「ふっ、ふつーの人だよ。」
いつものように濁して返す。
タツヤ「柳瀬が年下ねぇ。意外だな。
どこで知り合ったの?」
あ「どこって…」
そこまで深く聞く?
出来れば年下ってところで話を終わらせて
ほしかったんだけど。
今まで誰かに馴れ初めを話したことなんか
一度もなくて、上手いかわし方を考えてたら
小「ていうか、柳瀬さんと栗原監督って
なに繋がりなんですか?」
体を左右にユラユラさせ、
少しほろ酔い気味の小谷が
しれっと話を変えてきた。
小谷ナイスすぎる。
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あ「実は高校の同級生なの!」
彼の話から逸らしたくて
すぐさま小谷の話に乗っかった。
小「あれですか?もしかして過去に
付き合っていたとか?」
あ「はっ!?ないないっ!
そんなんじゃないから!
ただクラスが同じだったってだけだよ」
いきなり何言い出すのかと思えば…。
ニヤニヤとこちらを見る小谷に全否定した。
タツヤ「そこまで否定されるのも
地味に傷つくんですけど?」
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作者名:rion | 作成日時:2018年12月6日 15時