年下の彼に愛されすぎて困ってます。【1】 (ページ5)

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愛のかたまり05 ページ5

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困ったなー。

一度拗ねた彼は少々めんどくさい。

このまま放置でも私は全然いいけど、

そうすると益々めんどくさくなりそうだしなぁ。

明日も仕事だから

早くお風呂に入って寝たいのに。

彼の機嫌を直す方法は一つしかない。

グラスに残った麦茶を飲み干し、

小さく深呼吸してから

紫耀ちゃんの隣に腰を下ろした。

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あ「紫耀ちゃん。」

紫「…ん、なに。」

いつもは話しかければどんな時でも

ちゃんと顔を見てくれるのに、

今は拗ねてるからテレビに顔を向けたまま

返事をする。

あ「紫耀ちゃんってば！」

両手で頬を掴み、無理矢理私の方に

顔を振り向かせた。

目を逸らすことなく、

真っ直ぐに私を捕える大きな瞳。

あ「紫耀ちゃんは誰よりもかっこいいよ。

どこにでもいそうって

本当に思ってるわけないでしょ。」

紫「…」

あ「もし私の些細な発言で私達の関係が

バレたらどうするの？

私は紫耀ちゃんと離れたくないよ。

だって紫耀ちゃんのことがその、…す…」

そこまで言って、

肝心なとこで言葉を詰まらせた。

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あ「すー…す、す、」

たった二文字言うだけなのに、

私の中の羞恥心が邪魔して言えないでいると、

紫「す、がなに？」

ついさっきまでポーカーフェイスを

決め込んでたのに、

またイタズラな笑みを浮かべて催促する。

本当は分かってるくせにわざとらしい。

絶対私の反応楽しんでしょ。

あ「だから…っ」

徐々に熱くなってく顔は、沸騰寸前。

あ「す…すし！！

そう！！明日、お寿司食べたいなぁって！」

やっぱり言えない…！！

苦しすぎる繋げ方。

完全に話が結びついてない。

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