年下の彼に愛されすぎて困ってます。【1】 (ページ37)

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愛のかたまり37 ページ37

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まぁ強いて言えばたまに彼の天然部分が発揮して

話が噛み合わないことはあるけれど。

それは別に非の打ち所ってわけじゃないしなぁ。

だから彼に対して今まで不満に

思ったことがないっていうか…。

紫「ん？俺の顔になんか付いてます？」

あ「…あ、いえ。付いてないです。」

スタイリングとファンデーションの

塗り直しが終わった後、

ボーッと紫耀ちゃんの顔を見てたみたいで

すぐに視線を逸らした。

始めはとにかく彼と同じ現場で仕事してることが

気まずくてやりずらかったけれど、

紫「もう撮影に戻って大丈夫ですか？」

あ「すみません。大丈夫です。」

こんな他人行儀なやり取りも少しずつ慣れてきて。

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「それではシーン21いきます！

ヨーイ…アクション！」

でも、

『レイジっ、！いかないで！』

今日、

キスシーンを目の前で見せられることは、

初めてで。

しかも、カットかかるまで結構…長い。

心の準備が出来てなかった私にとって

彼のキスシーンを見た今、

心臓に太い矢がグサリと深く突き刺さった。

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慣れてる？

そんなことない。

慣れてるはずないじゃない。

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