年下の彼に愛されすぎて困ってます。【1】 (ページ29)

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愛のかたまり29 ページ29

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小「いや～柳瀬さんいると仕事のペースが

違いますねっ！」

清々しい顔で私に話しかける小谷に対して

小「なっ、なんですか…。その白い目は…。

私なにかしました…？」

目を細め、無言の圧をかけた。

あ「…べつに。なんでもない。」

そんなことしてももう時既に遅いし。

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ワンシーン撮り終え、スタッフさん達が

次のセットをしてる間に、

私達もキャストのヘアセットを直してあげる。

紫耀ちゃんの側へ行くと、私より少し背の高い彼は、

わざわざ屈んで私と同じ目線になってくれた。

あ「…ありがとうございます。」

まだ怒ってるかな…？

それとも機嫌直ってる…？

どちらにしろ、彼の気遣いに感謝した。

初めて彼の仕事してる姿を目の当たりにした。

テレビでは沢山彼の仕事ぶりは見てたけど、

こうやって目の前で撮影の裏側を見るのは初めてで。

キャストの人と細かいところの確認してる表情は

とても真剣で、家にいる時は仕事の話は

滅多にしないからなんだか新鮮だった。

スタイリングの直しが終わると、

紫「柳瀬さんありがとう。」

私の目をきちんと見てお礼を言う。

…紫耀ちゃんの呼び方に慣れなくて

違和感感じてしまう。

それは紫耀ちゃんも同じだと思うけど。

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「あれ？柳瀬？」

とか思ってたら、

今度は呼び慣れた感じで名前を呼ばれた。

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