年下の彼に愛されすぎて困ってます。【1】 (ページ2)

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愛のかたまり02 ページ2

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あ「いや、愛されすぎてもだよ？」

たまにめんどくさい時あるし。

対応しきれない時もあるし。

とか言うと大体返ってくる言葉は、

「うわ、でた。

幸せリア充の余裕発言。」

って言われてしまう。

別にそういう意味で言ったんじゃないのに。

「そういえば、そろそろ彼氏の写真

見せてくださいよ。」

「そうだよ。見せなさいよ。」

「いつまで焦らす気？」

あ「写真なんてないよ。」

「またそうやってはぐらかす。」

必ず恋バナの矢がこっちに飛んで来ると

ほぼお決まりのパターンが繰り広げられるから

出来れば私の恋愛事情には

触れないでほしいのが本音だ。

毎回話を逸らす身にもなってほしい。

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彼の写真は一枚もない…っていうのは嘘だけど、

誰にでも簡単に見せられる相手でもない。

ていうか見せられたらとっくに見せてるし。

「いいじゃない。

あんたに尽くしてくれる彼氏の顔

見たいじゃん？」

あ「そう言われてもねぇ～

ないものはないっ。」

昼食を終えて、局の廊下を歩く時も

話題は私の彼氏で持ちきり。

いい加減めんどくさいなぁ。

そろそろ話題変えてもよくない？

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あ「別にかっこよくないよ？」

目の前に見覚えのある男性が一人。

あ「どこにでもいそうな顔だし、」

隣に並んでる男性マネージャーらしき人と

会話しながらこちらに歩いて来る。

あ「ふつーの人だし、」

すれ違い様にチラッと一瞬だけ目が合い、

「お疲れ様です。」

爽やかな笑顔で挨拶をされて、

私達も挨拶を返した。

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あ「ほんとどこにでもいそーな人。」

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