愛のかたまり01 ページ1
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「最近さー、彼と若干レスなんだけど
どう思う？」
「えぇーもうそれ完全終わってるでしょ。」
「てか完全男は浮気してる
可能性大じゃないですか？」
同じヘアメイクの仲間である、
同期二名と後輩一名との4人で昼時のランチ。
たまたま同じ局内にいた私達は、
久しぶりに集まってご飯食べよう！という
一人の提案でふわとろオムライスを食しながら
こんな真っ昼間から
濃厚なガールズトークを繰り広げる。
「やっぱそうだよねー！？
もう潮時なのかな〜」
「付き合ってどれくらいなの？」
「3ヶ月。」
「みじかっ。」
「最近私から誘ってもさりげなく
かわされるんだよね。」
…一応ここ局内の食堂だってこと忘れてない？
昼間っからなんちゅー会話してるの。
「それもうダメじゃん。」
「合コンセッティングなら任せてくださいっ」
「もう次いっちゃおうかなっ？」
「そうそう。
男なんて星の数ほどいるって言うし。」
3人が恋バナで盛り上がってる中、
黙々とオムライスを頬張っていると
「あんたさ、少しは話に入ってきなさいよ。」
3人の視線は私へ集まる。
いやいや。
食べに来てるんだからご飯優先したって
別にいいじゃない。
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「まぁAは仕方ないんじゃん？
だって彼氏と順調なんだもんね〜。」
「付き合ってどれくらいだっけ？1年？」
おっと。
話の方向がこっちに飛んできたぞ。
あ「…1年半くらい？」
「倦怠期とかないの？」
倦怠期、ねぇ。
考えてみればそういうのは…
あ「ないかも。」
「柳瀬さん、彼氏さんに愛されてますもんね。」
まぁ…愛されてるって言われれば
確かに愛されてる…とは思う。
「いいなぁ〜私も愛されたいわ〜」
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作者名：rion
| 作成日時：2018年12月6日 15時
