168・ ページ18
奇跡の決意……？
私も……って？
問い掛ける間もなく
素早く唇奪われ
私の左側の腰骨を引き寄せる和。
和｢……もう限界。
今すぐ あなたが欲しい｣
彼は 私の耳に唇寄せて告げてから
色っぽい流し目で片方の口角を上げ
有無を言わせぬ足取りで
エレベーターへと進む。
いつもの私なら冷静に
夕食ご馳走になって
送ってもらってからと諭したはず。
でも この時の私は
信じられない程 当たり前のごとく
彼の想いを受け入れ
同じ足取りで歩いていた。
……ううん
私も同じ気持ちだったの。
もしかすると和以上に私の方が
抱かれたかったのかも……。
こんな自分に驚く事なく
自然に当たり前のように強く
男のカラダを求めてしまう私なんて
……想像したことなかった。
……違う。
和だからよ……
和のカラダだからよ。
今までも時には
人肌の心地よさに満たされたい……
そう思うことは あったけれど
和にだけは 違ったの。
思えば空港で出逢った あの時から
なぜかしら……？
女としての私が 彼を求めていた。
和を……
和だけを……
狂おしい程に どうしようもなく
求めて止まないなんて……
切なくなるほどに
和が……
和だけが……
欲しくて堪らない。
私が こんなにも女だったと
淫らな女の顔が潜んでいたんだと
初めて自覚した。
……空港での彼とのキスが
女の私を炙り出したかのよう……。
あのキスが スイッチのように
二人の愛の灯火を照らし始めた。
私達は エレベーターを待つ間も
互いを感じることに夢中で
抱き合いながら
熱いくちづけを交わし
甘く熱い大人の時間を
待ち焦がれていた。
……女のヨロコビに
二人の想いを重ねる以上に
ときめかせていたのは
……絶対に秘密。
だから お願い……
小悪魔君も気づかないフリしてて。
こんな私を炙り出したのは
小悪魔の魔力のせい。
今は ただ……
全てを見透かしたような微笑みで
私の全てを
愛して欲しい……。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 299人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
＊りん＊(プロフ) - amamさん» でも沢山の方に登録して頂き、私も楽しんで作製しているので、他サイトで更新していこうかなと思案中です。結果はまたお知らせしますので、よかったらそちらでお楽しみ下さいませ。コメ本当にありがとうございます★ (2016年11月11日 8時) (
レス) id: 7c689bed07 (このIDを非表示/違反報告)
＊りん＊(プロフ) - amamさん» 作品をお読み下さりありがとうございます★このサイトは不具合が多い上に直してもらえない等々、正直使いにくいんですね。管理人の方に通報中ですが、解決してもらえるかどうか…。今までも直せないまま放置の件もあります。そろそろ潮時かな…と思います。 (2016年11月11日 8時) (レス) id: 7c689bed07 (このIDを非表示/違反報告)
amam(プロフ) - 荒らすのはヤメテッー！！更新まってますね。 (2016年11月8日 8時) (レス) id: 6da41978f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＊りん＊
| 作成日時：2015年1月5日 2時
