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ちょっと奥まった場所にあるドアを松本くんが開けると、6人くらい座れるテーブルと、その奥には、大きなソファが置いてある、広めの個室だった。
先に来ていた生田くんと櫻井くんがテーブルに向かい合って座っていた。
櫻井くんが私たちを見ると、
「潤!手!」
って言って、松本くんは
「翔くん、怖いって!」
って笑いながら、私の腕を握っていた手を勢いよく離した。
「お前ら、とりあえず、早く座れ!飲ませろ!」
ってなぜかキレ気味に櫻井くんに言われて、松本くんが、生田くんの隣に向かって歩くから、私は櫻井くんの隣に仕方なく歩いて行くと、櫻井くんが隣の椅子をすっと引いた。
・・・こんなことがさりげなくできるなんて、やっぱり大人になったんだな・・・なんて思いながら、櫻井くんの隣に座った。
「ビール、お待たせ!」
長瀬さんがそう言いながら、部屋に入ってきて、ビールをテーブルの上に置くと、みんながそのままジョッキを持って、
「とりあえず、乾杯!」
って言いながらジョッキをカツンとぶつけると、3人は勢いよくビールを飲んだ。
その勢いに気を取られて、一度は持ったビールをテーブルに置いた。
「うまーっ!」
って言いながら、半分くらいに減ったジョッキをテーブルに置く櫻井くんに
「・・・なんか、あの頃と全然変わらない・・」
って無意識に呟いてた。
高そうなスーツを着ているのは、こないだ偶然見た経済誌の写真と一緒。
だけど、こないだ会社で見た経済誌に載って、同窓会でみんなに囲まれてた人と、私の隣にいる人が、同一人物だと思えない。
小さな声で言ったつもりだったのに、隣に座っている櫻井くんには聞こえていたのか、
「こんな風に出来るの、こいつらと、Aの前くらいだわ」
って櫻井くんは昔と同じ笑顔を見せた。
その言葉に、櫻井くんの笑顔に・・・また、心がえぐられたような気がした。
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JUMP©(プロフ) - はじめまして。今まで見た櫻井くんの小説の中で1番面白かったです!最高すぎです! (2018年3月20日 23時) (レス) id: 6d0fd0d2ee (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - もぉ「サイコー」の一言です>^_^<潤くんと斗真くんの素敵なアシストで…やっと一緒になれた二人(*^艸^*)仲間っていいな♪ (2017年10月29日 10時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
くま - 初めまして。最高でした!これからも読ませていただきます (2017年2月7日 18時) (レス) id: 580296d8bb (このIDを非表示/違反報告)
かな。(プロフ) - あたしも たまらんです(ToT) ココロあたたまるぅー(ToT) これから他のおはなしも読ませていただきますm(__)m (2017年1月31日 0時) (レス) id: a6a05aa3cf (このIDを非表示/違反報告)
ayan(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´艸`*)たまらんです! (2017年1月29日 23時) (レス) id: e9b28d9f07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でいじぃ | 作者ホームページ:
作成日時:2017年1月23日 19時