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「松本くん、ありがとう。それじゃ」
「待てって。この後、みんなで飲みに行くんだけど、来るでしょ?」
「え?」
「何か用事あった?」
「・・・いや、ないけど」
松本くんに話しかけられていても背中に視線が突き刺さるのを感じる。
だって、松本くんもイケメンだし、櫻井くんとも昔から仲が良いし。
「なら、行くよ!」
そう言うと、松本くんは私の腕を掴むと、ぐっと引っ張って、宴会場を後にした。
「松本くん!痛いって!」
「・・・ああ、悪りぃ。けど、こうでもしないと、A、帰っちゃうでしょ?」
「・・・」
「・・・どこ、行くの?」
「こっから近くに、よく行ってる店があるから、そこ」
そう言って、私の腕を掴んだまま、まだ、同窓会終わりの人がたくさんいるホテルのロビーをすり抜けて行く松本くん。
「え?あの子って?」
「大学の時に、櫻井くんたちにまとわりついてた子じゃない!」
そんな言葉が聞こえるのも・・・学生時代と一緒。
そんなことを気にもせずに、松本くんは颯爽と歩いて行く。
ホテルのエントランスにいたタクシーに乗せられて、連れてこられたのは、ホテルからもほど近い、1本路地裏に入った一軒家。
看板もなくて、パッと見、お店には見えないけど・・・
「ここ?」
「そう」
そう言うと、松本くんは、また私の腕を掴んで歩き出した。
松本くんがドアを開けると、そこはアンティークの家具にギターなんかも置いてある不思議な空間が広がっていた。
だけど、入ってすぐにカウンターと、その背後にずらりと並んだお酒の瓶が見えて、本当にお店なんだと実感した。
「あ、松本くん、いらっしゃい」
ワイルドな印象の男の人が、カウンターの中から、松本くんに声を掛けた。
「長瀬くん、みんな、来てる?」
「あ、いつものところにいるよ」
「じゃ、ビールお願い!」
「はいはーい」
そんな会話をすると、そのまま引っ張られるように店内奥に連れて行かれた。
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JUMP©(プロフ) - はじめまして。今まで見た櫻井くんの小説の中で1番面白かったです!最高すぎです! (2018年3月20日 23時) (レス) id: 6d0fd0d2ee (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - もぉ「サイコー」の一言です>^_^<潤くんと斗真くんの素敵なアシストで…やっと一緒になれた二人(*^艸^*)仲間っていいな♪ (2017年10月29日 10時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
くま - 初めまして。最高でした!これからも読ませていただきます (2017年2月7日 18時) (レス) id: 580296d8bb (このIDを非表示/違反報告)
かな。(プロフ) - あたしも たまらんです(ToT) ココロあたたまるぅー(ToT) これから他のおはなしも読ませていただきますm(__)m (2017年1月31日 0時) (レス) id: a6a05aa3cf (このIDを非表示/違反報告)
ayan(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´艸`*)たまらんです! (2017年1月29日 23時) (レス) id: e9b28d9f07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でいじぃ | 作者ホームページ:
作成日時:2017年1月23日 19時