検索窓
今日:38 hit、昨日:41 hit、合計:1,621,090 hit

33. ページ33

どんどん深くなるキスに、気が付けば、私の体は大きなソファに沈み込んでいた。


チュっと音を立てて唇を離すと、

「ここで続きしてもいいけど、どうする?」

って私を艶っぽい瞳で見つめる櫻井くん。


・・・初めて見た表情に、体の中心が一気に熱くなった。

「やっぱ、狭いな、ここ」

そう言うと、いきなり私を抱きかかえて、

「櫻井くん、重いって!」

って言った私に

「重くねえし!」

って言って、抱きかかえたまま、リビングを後にした。




そのまま連れてこられたのは、さっき見せてもらった部屋の隣の部屋。


さっき空いてるって言ってた部屋の倍はありそうな部屋に、キングサイズのベッドが置いてあって、私のそこの上に降ろされると、ベッドから櫻井くんの香りがふわっと香って、次の瞬間、さらに強く櫻井くんの香りに包まれた。


私の上に跨った櫻井くんが私の耳元に唇を寄せると、チュッと音を立てて、耳にキスを落として、

「・・・A、好きだよ」

って囁くと、全身が震えた私を櫻井くんはぎゅっと抱きしめた。



抱きしめてた腕を緩めると、唇に甘く蕩けるようなキスが落とされて、そのまま私は、櫻井くんに支配された。




.




.





櫻井くんに愛されて、気怠い体。

広いベッドの上で、櫻井くんに緩く抱きしめられていた。


「Aの部屋って、ベッドあんの?」

「いちおう、シングルベッドがあるけど・・・」

「あー、それ、処分ね」

「え?さっきの部屋に置けば使えるよ」

「やっぱり、あの部屋、貸すのやめた!」

「・・・え」


それって・・・寝たらバイバイ、ってこと?

やっぱり、私なんていなくなっても平気なんだ・・・。


そう思って・・・重い体を無理やり起こしたら、すぐに櫻井くんが私の腕を引っ張って、気が付けば私は櫻井くんの腕の中で、ぎゅっと抱きしめられていた。






.

34.→←32.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2111 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3193人がお気に入り
設定タグ: , 櫻井翔   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

JUMP©(プロフ) - はじめまして。今まで見た櫻井くんの小説の中で1番面白かったです!最高すぎです! (2018年3月20日 23時) (レス) id: 6d0fd0d2ee (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - もぉ「サイコー」の一言です>^_^<潤くんと斗真くんの素敵なアシストで…やっと一緒になれた二人(*^艸^*)仲間っていいな♪ (2017年10月29日 10時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
くま - 初めまして。最高でした!これからも読ませていただきます (2017年2月7日 18時) (レス) id: 580296d8bb (このIDを非表示/違反報告)
かな。(プロフ) - あたしも たまらんです(ToT) ココロあたたまるぅー(ToT) これから他のおはなしも読ませていただきますm(__)m (2017年1月31日 0時) (レス) id: a6a05aa3cf (このIDを非表示/違反報告)
ayan(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´艸`*)たまらんです! (2017年1月29日 23時) (レス) id: e9b28d9f07 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:でいじぃ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月23日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。