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どーんと落ち込んでいるうちに、タクシーは目的地に着いた。
櫻井くんに
「降りて?」
って言われて降りた目の前にあるのは・・・家の近くにある超高級マンション。
私の部屋とは違いすぎて・・・絶対、私の部屋に櫻井くんを呼べないやつ。
櫻井くんは、タクシーから降りると、当たり前のように私と手を繋いで、エントランスに向かって歩いて行った。
手慣れた感じで何重もあるセキュリティをカードキーで開けて、エレベーターに乗り込んだ。
「ここ、俺ん家」
そう言って解錠して、玄関ドアを開けると、私と手を繋いだまま玄関に入って、そのまま玄関から近い部屋のドアを開けた。
そこは、何もない部屋。
「ここ、使ってないから、好きに使っていいよ」
「・・・」
部屋のドアを閉めると、そのまま私を連れて行ったのは、リビング。
「あ、適当に座って?」
私を、目の前にある大きなソファに促されて、私は端の方にちょこんと座った。
櫻井くんはキッチンに向かって行って、冷蔵庫を開けて、
「何か、飲む?ビールか水しか入ってねえけど」
「水がいい」
そう言うと、冷蔵庫からペットボトルのミネラルウォーターとビールを取り出すとソファに来て、ミネラルウォーターを私に渡して、櫻井くんは私の隣に座ると、手に持っていたビールを開けて飲み始めた。
・・・頭が、今の状況に追いつかない。
そんな私に気が付いたのか、
「A?」
って優しく私の名前を呼んだ。
「さっき、A言ってたじゃん。2人きりになっても間違いも起きなかったって」
「・・・うん」
「最初は、斗真や潤を呼ぶのと同じ感覚で部屋に呼んでたのは否定しない」
「・・・」
「・・・けど、そうことにならなかったのは、Aを女として見てないとか、Aに魅力がなかったとか・・・そういうんじゃなくて」
「・・・」
「酔った勢いで、間違いが起きた後。もし、Aに避けられたらって思ったら・・・手出せなかった」
って俯いて、そう呟いた。
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JUMP©(プロフ) - はじめまして。今まで見た櫻井くんの小説の中で1番面白かったです!最高すぎです! (2018年3月20日 23時) (レス) id: 6d0fd0d2ee (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - もぉ「サイコー」の一言です>^_^<潤くんと斗真くんの素敵なアシストで…やっと一緒になれた二人(*^艸^*)仲間っていいな♪ (2017年10月29日 10時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
くま - 初めまして。最高でした!これからも読ませていただきます (2017年2月7日 18時) (レス) id: 580296d8bb (このIDを非表示/違反報告)
かな。(プロフ) - あたしも たまらんです(ToT) ココロあたたまるぅー(ToT) これから他のおはなしも読ませていただきますm(__)m (2017年1月31日 0時) (レス) id: a6a05aa3cf (このIDを非表示/違反報告)
ayan(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´艸`*)たまらんです! (2017年1月29日 23時) (レス) id: e9b28d9f07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でいじぃ | 作者ホームページ:
作成日時:2017年1月23日 19時