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「けど、斗真も潤も・・・Aも、俺に見返りとか、思惑とか、策略とか・・・そんなもん何もなしに、肩書きじゃなくて、俺を見てくれたから。そういう意味で言ったんだけど」
「・・・私は、違うかもよ?」
「・・・悪いけど、俺、人を見る目だけは確かなの」
自信満々な声でそう告げる。
ずっと、ぎゅっと抱きしめられて、櫻井くんの表情は窺えないけど、きっと自信に満ちた顔をしている。
ぎゅっと抱きしめてた腕の力が抜けると、櫻井くんが私の顔を覗き込んで、頬の涙を指で拭って、ふっと笑うと、
「とりあえず、今から内覧だ!」
なんて言い出した。
「え?」
びっくりして涙が止まる。
「Aに拒否権はないから!」
「ちょっと待って!!今、から?!」
「・・・嫌?」
「櫻井くんの家に住むって・・・冗談じゃないの?」
「マジ、マジ、大マジだけど!」
「5年ぶりに再会して、いきなりそれ?もしかして!!今までの彼女にもそうしてたの?」
そんな言葉に、私の肩に置いていた櫻井くんの指にぎゅーっと力が入った。
「A?」
「・・・うん」
「女ってすげぇ面倒くさいんだよ」
って、そう・・・呟いた。
私だって、”女”なのに。
・・・やっぱり、私は”女”としては、見られないってこと???
・・・そんな風に思う私は、櫻井くんの言う、”すげぇ面倒くさい”に当てはまるんだろう。
「俺、仕事すげぇ忙しいのに、会いたいとか言いやがって」
「・・・」
「私と仕事、どっちが大事って、仕事に決まってんじゃん」
櫻井くんなら、そう言うと思ってた。
「・・・私と仕事、どっちが大事?」
私の言葉に、櫻井くんは
「・・・お前さ・・・」
って言うと、笑い出した。
しかも、かなり大笑いしてる。
「・・・なんで、笑うの」
「このタイミングでそれ言うか!」
「・・・私だって、面倒くさい女だよ。櫻井くんが知らないだけで」
私の言葉に、笑っていた櫻井くんの表情が真剣なものに変わった。
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JUMP©(プロフ) - はじめまして。今まで見た櫻井くんの小説の中で1番面白かったです!最高すぎです! (2018年3月20日 23時) (レス) id: 6d0fd0d2ee (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - もぉ「サイコー」の一言です>^_^<潤くんと斗真くんの素敵なアシストで…やっと一緒になれた二人(*^艸^*)仲間っていいな♪ (2017年10月29日 10時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
くま - 初めまして。最高でした!これからも読ませていただきます (2017年2月7日 18時) (レス) id: 580296d8bb (このIDを非表示/違反報告)
かな。(プロフ) - あたしも たまらんです(ToT) ココロあたたまるぅー(ToT) これから他のおはなしも読ませていただきますm(__)m (2017年1月31日 0時) (レス) id: a6a05aa3cf (このIDを非表示/違反報告)
ayan(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´艸`*)たまらんです! (2017年1月29日 23時) (レス) id: e9b28d9f07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でいじぃ | 作者ホームページ:
作成日時:2017年1月23日 19時