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「何とか連絡取れないかって斗真や潤にも協力してもらってあちこち探ったけど・・・誰も知らなかった」

だって、新しい番号は、大学の時の知り合いには、誰一人知らせてないもん。

それを選んだのは、私。


「昔・・・就職した時に名刺交換したじゃん、俺ら」

「・・・あ、そう言えば」

さっき、櫻井くんは、私の会社の場所を聞いたけど・・・そう言えば、社会人になって最初の飲み会で、みんなで名刺交換したっけ。

あの時にもらった櫻井くんの名刺は、今のものとは違うもの。

「それで、Aの会社に行って、待ち伏せしたりもしたけど、全然会えねえし」

「・・・」

「なら、俺の会社がAの会社と取引すればいいのか!とか思ったけど、全然接点ねえし」

「・・・うそ」

「うそじゃねえわ!」

「・・・だって、櫻井くん、学生の時、彼女いた。今だって、彼女いるんでしょ?」

「今は、彼女いない」

「・・・」

「大学ん時も、就職してからも・・・・・・彼女できても、なんか違うんだよって、いっつも思ってた」

「・・・」

「こないだ同窓会で、やっとAに逢えて、やっぱり、Aなんだよなって再確認したのに、いきなり帰るし」

「・・・だって・・・」

「・・・何」

「「こんな風に出来るの、こいつらと、Aの前くらいだ」って言われて・・・やっぱり、私、女として見られてないって・・・」


私の言葉を聞いて、櫻井くんは私の耳元で大きなため息をついた。


「俺さ、雑誌に載ったの、知ってる?」

「・・・たまたま、会社で見た」

「あんなの載ったらさ、みんな、何かしら思惑持って俺に近づいてくるんだよ」

「・・・こないだの、同窓会もすごかったね」

「ああ・・・ほんと、くだらねえ」

こないだの同窓会の様子を思い出したのか、吐き捨てるように呟いた。




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設定タグ: , 櫻井翔   
作品ジャンル:恋愛
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JUMP©(プロフ) - はじめまして。今まで見た櫻井くんの小説の中で1番面白かったです!最高すぎです! (2018年3月20日 23時) (レス) id: 6d0fd0d2ee (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - もぉ「サイコー」の一言です>^_^<潤くんと斗真くんの素敵なアシストで…やっと一緒になれた二人(*^艸^*)仲間っていいな♪ (2017年10月29日 10時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
くま - 初めまして。最高でした!これからも読ませていただきます (2017年2月7日 18時) (レス) id: 580296d8bb (このIDを非表示/違反報告)
かな。(プロフ) - あたしも たまらんです(ToT) ココロあたたまるぅー(ToT) これから他のおはなしも読ませていただきますm(__)m (2017年1月31日 0時) (レス) id: a6a05aa3cf (このIDを非表示/違反報告)
ayan(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´艸`*)たまらんです! (2017年1月29日 23時) (レス) id: e9b28d9f07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:でいじぃ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月23日 19時

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