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生田くんと松本くんは、私の気持ちを知っていて、櫻井くんの態度に私がダメージ受けてるだろうって、心配して連絡してくれただけなのに。

「櫻井くんには、心配されたくない」

私にダメージを与えてる張本人に、心配されたって・・・辛いだけ。

「はあ?何言ってんの?」

「私の素直な気持ち」

「あっそ」

そう言うと、櫻井くんは黙って、私を睨みつけた。



櫻井くんは、ここに来てからずっと機嫌が悪くて・・・居心地が悪い。

「・・・帰る」

そう言って席を立ったら、

「まだ話終わってねえし!」

って私を止めようとする櫻井くん。

「私に話すことはない」

そう言った私に、

「俺にもAのLINEを教えろ!」

って櫻井くんが言って、びっくりした。

「なんで・・・」

櫻井くんと連絡を取りたくないから、番号変えて、名刺の裏に書いてあった連絡先だって登録しないでいたのに。



スマホを取り出さない私に、

「LINEの件は、今は、まあ・・・いい。それより、引っ越し先、見つかったのかよ」

ってさっきまで声を荒げてたのに、急に心配そうに聞く櫻井くん。

「櫻井くんが心配しなくていい」

早く櫻井くんの前から立ち去りたくてそう言ったら

「お前さ・・・いい加減にしろよ?」

って冷たく言われて・・・その声に私は動けなくなって、椅子に座り込んだ。


私が座ったのを見て、櫻井くんはビールを一気に飲み干すと、ドアのほうに向かって行って、ドアを開けると、

「長瀬くん!ビール2つね!」

って大きな声で注文した。



すぐに長瀬さんがビールを2つ持って来て、私たちの前に置いた。


目の前に来たビールをじっと見つめていると、

「とりあえず、乾杯しようぜ!」

って櫻井くんが学生時代のノリそのままに言って、仕方なくグラスを持つと、

「乾杯!」

って私のグラスに持っていたグラスを合わせると、櫻井くんはビールを飲んだ。





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作品ジャンル:恋愛
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JUMP©(プロフ) - はじめまして。今まで見た櫻井くんの小説の中で1番面白かったです!最高すぎです! (2018年3月20日 23時) (レス) id: 6d0fd0d2ee (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - もぉ「サイコー」の一言です>^_^<潤くんと斗真くんの素敵なアシストで…やっと一緒になれた二人(*^艸^*)仲間っていいな♪ (2017年10月29日 10時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
くま - 初めまして。最高でした!これからも読ませていただきます (2017年2月7日 18時) (レス) id: 580296d8bb (このIDを非表示/違反報告)
かな。(プロフ) - あたしも たまらんです(ToT) ココロあたたまるぅー(ToT) これから他のおはなしも読ませていただきますm(__)m (2017年1月31日 0時) (レス) id: a6a05aa3cf (このIDを非表示/違反報告)
ayan(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´艸`*)たまらんです! (2017年1月29日 23時) (レス) id: e9b28d9f07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:でいじぃ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月23日 19時

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