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長瀬さんの料理はどれもおいしくて、おいしいものを食べて、ビールを飲んで、生田くんと松本くんの話も楽しくて、久々にこんなに笑った気がする・・・なんて思っていたら、部屋のドアが勢いよく開いて、

「悪りぃ、遅くなった」

って櫻井くんの声が聞こえた。

「・・・え?呼んだの?」

って私が小声で松本くんに言って、松本くんが

「・・・・まあ、ね」

って小さな声で答えていると、

「何?2人で、隠し事?」

って櫻井くんの冷たい声が部屋に響き渡った。


「翔くん、怖いって!」

「怒るなよ!櫻井!」

「怒るに決まってるだろうが!」

「ごめんごめん、お詫びに、俺ら、帰るから!」

「え?!ちょっと待って!」


何?!お詫びに帰るとか??

意味が分からない!!


「じゃあね、A!」

「じゃあね、翔くん!」

「え、帰らないでよ!!」

ってお願いした私の言葉は華麗にスルーして、本当に2人は帰って行って、広い部屋に残された私と櫻井くん。


そこに長瀬さんが、

「櫻井くん、ビールお待たせ!」

ってビールを持って入ってきて櫻井くんの目の前にビールを置くと、

「じゃ、ごゆっくり!」

って笑って、すぐに出て行った。



どうすればいいんだろう・・・私。


ネクタイを指で緩めながら私の前にドカッと座った櫻井くんは、明らかに機嫌が悪い。



「俺には、連絡よこさないくせに、あいつらとは連絡取ってんだ?」

「・・・」

「で、両手にイケメン抱えて飲んでるんだ」

「・・・何、その言い方・・・」

「何って?事実デショ。”帰らないで!”って引き止めたりして」

そう言って、さっき出されたばかりのビールを一気に半分くらい飲んだ。

「・・・生田くんと松本くんは、私のこと心配して」

やっとのことで、そう呟いた私に、

「俺だって、心配してんだろうが!」

って櫻井くんが大きな声を上げた。




.

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作品ジャンル:恋愛
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JUMP©(プロフ) - はじめまして。今まで見た櫻井くんの小説の中で1番面白かったです!最高すぎです! (2018年3月20日 23時) (レス) id: 6d0fd0d2ee (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - もぉ「サイコー」の一言です>^_^<潤くんと斗真くんの素敵なアシストで…やっと一緒になれた二人(*^艸^*)仲間っていいな♪ (2017年10月29日 10時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
くま - 初めまして。最高でした!これからも読ませていただきます (2017年2月7日 18時) (レス) id: 580296d8bb (このIDを非表示/違反報告)
かな。(プロフ) - あたしも たまらんです(ToT) ココロあたたまるぅー(ToT) これから他のおはなしも読ませていただきますm(__)m (2017年1月31日 0時) (レス) id: a6a05aa3cf (このIDを非表示/違反報告)
ayan(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´艸`*)たまらんです! (2017年1月29日 23時) (レス) id: e9b28d9f07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:でいじぃ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月23日 19時

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