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「今の・・・何?」

「それは、俺からは言えない」

「どうして?」

私の質問には答えずに、

「ちょっと待って?」

って言うと、松本くんはスマホを取り出して操作し始めた。

「松本くん!」

松本くんが誰に連絡を取ろうとしてるかなんて、わかる。

「・・・何?」

「呼ばないでよ」

「じゃ、さっき、長瀬くんが言ってたことは、わかんないままでいいわけ?」

「・・・うん」

小さな声でそう呟いた私に

「ったく、相変わらず、素直じゃないな」

って言いながら、スマホをしまうと、グラスを手に持って、

「とりあえず、乾杯しよう!」

って掲げるから、私も目の前に置かれたグラスを持った。

「乾杯!」

そう言ってビールを飲んでいると

「遅くなった!よかった、長瀬くんにビール頼んでから来て」

って生田くんが入ってきた。


すぐに長瀬さんが、生田くんのビールと、サラダを持ってやってきた。


「じゃ、乾杯しよ!」

生田くんがグラスを持ってそう言うから、

「乾杯!」

ってまたグラスを合わせた。

「うまーっ!長瀬くんとこのビール、なんでこんなにうまいんだろうね!」

なんて笑う生田くんの笑顔に、ちょっとだけほっとした。



「そう言えばさ、こないだの同窓会で、俺らにすげぇしつこく声かけてきた子、いたじゃん!」

「えー、どいつのこと言ってんの?」

「そうだよ、ものすごい数の子に声掛けられてたよね」

「全然知らない子ばっかだったし」

「でも、同窓会って、そういう出会いを求めてくる人も多いんだよねぇ。私は、全然、声掛けられなかったなぁ」

「なんで?俺ら、声かけたじゃん!」

「それくらいだよ」

って答えた私に、

「そりゃ、まぁ、Aに誰も声なんて掛けられないわ」

って言って、生田くんが意味ありげに笑った。





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作品ジャンル:恋愛
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JUMP©(プロフ) - はじめまして。今まで見た櫻井くんの小説の中で1番面白かったです!最高すぎです! (2018年3月20日 23時) (レス) id: 6d0fd0d2ee (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - もぉ「サイコー」の一言です>^_^<潤くんと斗真くんの素敵なアシストで…やっと一緒になれた二人(*^艸^*)仲間っていいな♪ (2017年10月29日 10時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
くま - 初めまして。最高でした!これからも読ませていただきます (2017年2月7日 18時) (レス) id: 580296d8bb (このIDを非表示/違反報告)
かな。(プロフ) - あたしも たまらんです(ToT) ココロあたたまるぅー(ToT) これから他のおはなしも読ませていただきますm(__)m (2017年1月31日 0時) (レス) id: a6a05aa3cf (このIDを非表示/違反報告)
ayan(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´艸`*)たまらんです! (2017年1月29日 23時) (レス) id: e9b28d9f07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:でいじぃ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月23日 19時

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