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そして、私が櫻井くんへの想いが何なのか認めようとした頃、櫻井くんには彼女がいることを知った。



いつもみたいに、生田くんや松本くんと一緒に櫻井くんといたら、

「翔!今度のデートはどこに行くの?」

って長い髪を緩く巻いたかわいらしい女の子がやってきて、櫻井くんの腕に自分の腕を絡めた。



私には見せない優しい笑顔を見せる櫻井くん。

腕を絡めた彼女と近い距離で見つめ合って、照れくさそうに笑う櫻井くん。


・・・初めて見る、私の知らない櫻井くんが、そこにいた。


「櫻井!誰だよ、そのかわいい子!」

そう聞いた生田くんに、櫻井くんの口は、

「俺の彼女」

って、聞きたくない言葉を紡いだ。



櫻井くんは、私のことを女としては見ていなかったって、分かっていたのに。


いくら私が櫻井くんのことを好きになっても私は、【恋愛対象外】だって事実を突きつけられて、泣きそうになったのを

「え!櫻井くん、かわいい彼女がいたんだね!」

って言って誤魔化した。



櫻井くんと距離を置くことも考えたけど、私は、櫻井くんが、私のことを友達だと思ってくれるなら、彼女じゃなくて、友達でもいいから、近くにいることを選んだ。


櫻井くんへの気持ちは隠し通すって、決めた。


櫻井くんは彼女がいても、男友達や、サークルの仲間を優先して、いつものメンバーでつるんでいることが多かった。

生田くんと松本くんが、

「飲みに行こうぜ!」

って言い出して、盛り上がる彼らと一緒にいるけど、当たり前のように、

「え、Aも行くんでしょ?」

って櫻井くんは言う。


そのたびに、友達として誘ってもらえたことにうれしい思いと、やっぱり女としては見られてないって悲しい気持ちを抱えて、

「え、行く!」

って精いっぱい、友達として、返事をした。




.

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設定タグ: , 櫻井翔   
作品ジャンル:恋愛
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JUMP©(プロフ) - はじめまして。今まで見た櫻井くんの小説の中で1番面白かったです!最高すぎです! (2018年3月20日 23時) (レス) id: 6d0fd0d2ee (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - もぉ「サイコー」の一言です>^_^<潤くんと斗真くんの素敵なアシストで…やっと一緒になれた二人(*^艸^*)仲間っていいな♪ (2017年10月29日 10時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
くま - 初めまして。最高でした!これからも読ませていただきます (2017年2月7日 18時) (レス) id: 580296d8bb (このIDを非表示/違反報告)
かな。(プロフ) - あたしも たまらんです(ToT) ココロあたたまるぅー(ToT) これから他のおはなしも読ませていただきますm(__)m (2017年1月31日 0時) (レス) id: a6a05aa3cf (このIDを非表示/違反報告)
ayan(プロフ) - 完結おめでとうございます(*´艸`*)たまらんです! (2017年1月29日 23時) (レス) id: e9b28d9f07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:でいじぃ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月23日 19時

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