逆襲5 ページ47
岸Side
「ごめん、二人とも………。俺が悪かった。」
そう言う田中に、俺はあの事を思い出し………田中に吐き捨てた。
「ごめん…………で済む問題じゃねぇんだよ。お前に人生を狂った俺は、お前を許せる訳がねぇだろ！」
すると、田中はこう言った。
「……………そうだよな、俺も岸に許してくれると思わない。」
そりゃそうだろ、一生って言っていいほど許したくない……。
そう思いながら、田中を睨んでいた。
そんな時、北斗はこう言った。
「なぁ、田中さん…………何故、岸さんを襲ったの？どうして犯人が森田さんだと思ったの？」
それには、俺も気になった。
どうしてかと、ずっと思い続けていた。
すると、田中はその時の事を言い始めた。
「俺が美勇人と関わる事になったのは、クラスが一緒になった2年の時だ。あの時、美勇人がリーダー格だったから………あの人の言う事を聞かないと、イジメられると聞いていた。
それは、岸も松村も知っているよな？
松村がイジメられた時、俺は助けようと思ったんだ。けど、助けたら………次にイジメられるのは俺だって、そう思うと怖かった。
嫌だったけど、松村を見捨てたんだ。そして、その日から俺は、心から笑えなくなった。
そんなある日、俺は美勇人に呼び出された。
怖かったけど、恐る恐るその部屋へと入った。
入ると、真っ先に美勇人にこう言われたんだ。
「お前は笑わせるピエロとなれ。」と、俺は彼の言う事を聞いた。
そして、俺はクラスのムードメーカーとなり………美勇人の手足となった。」
俺はあの時の森田を思い出した。
確かに、あいつはクラスのリーダーとして貫禄があった。
だから、怖いと思っていた。
田中も北斗もそれは思っていた。
しかし、俺は知っていた。
森田はある人から物をせびられていた事を……。
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しげしげ - 更新頑張って下さい (2015年8月6日 17時) (
レス) id: c006ee11e4 (このIDを非表示/違反報告)
るーきー(プロフ) - 赤ちゃんさん» はい、頑張ります！ (2015年7月27日 9時) (レス) id: 6683502afa (このIDを非表示/違反報告)
るーきー(プロフ) - かのんさん» 読んで下さってありがとうございます！私の作品では書いた事のない作品なので、凄く心配でしたが………少し心配が解れました。ありがとうございます。更新頑張りますので、よろしくお願いします！ (2015年7月27日 9時) (レス) id: 6683502afa (このIDを非表示/違反報告)
かのん - 私、初めてこの小説読んだんですけど、とても内容も難しくて、他の小説は全然タイプが違っていて、読んでいるうちにハマってしまいました^_^更新、楽しみにまってます！！頑張ってください(*^◯^*) (2015年7月26日 23時) (レス) id: 27f88a34a5 (このIDを非表示/違反報告)
赤ちゃん - 頑張って (2015年7月22日 16時) (レス) id: 61a7a50eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るーきー | 作成日時：2015年7月12日 8時
