偽悪4 ページ28
ｶﾞﾁｬ
ホテルの部屋へと入ると、平野くんは先程とは違う顔をした。
「どうしたん、Aちゃん………。」
そう言うから、私はこう言った。
「ねぇ、平野くん…………紫耀、お互い慰めようよ？」
そう言うと、私は着ていたを脱いで下着姿を見せた。
「…………早くしてよ、こっちに来てよ。」
誘う私だったが、平野くんの方が一枚上手だったようで……
「こんな事をしても慰めになんかならん……。いくら辛い事があると言っても、君はこんな事をしては行けないと思う。」
「話そうよ………自分の過去を。まず、僕から話すから。」
そう言うと、平野くんは着てきた服のカーディガンを私の肩にかけた。
平野くんの話を聞くと、哀れさが分かる。
「なっ？僕の過去、アホなもんやろ？」
そう言う平野くんに、私はこう言った。
「そんな事ないよ、平野くん…………って、自分に教えてくれてありがとう……。」
私の顔を見て、平野くんは吃驚していた。
「Aちゃん、ごめん…………僕、別に泣かそうとは思ってなかったんやけど……。」
そう言うと、ハンカチを出してきた。
「いや、感動したの………私、ずっと一人だったから………こうやって話してくれる人が居なかったの………だから、私も少し話すよ。」
そう言うと、平野くんはこう言った。
「ずっと一人って………もしかして、今もなん？」
「うん………親も友達も信頼する人もいない。まぁ、友達の場合は作れたらいいんだけど……。」
「何言うてるん、Aちゃん。」
真っ直ぐ私を見る平野くん
「もう僕達、友達やろ？」
そう言うと、彼はニコッと笑う。
多分この笑みは、本来の平野くんであるだろう。
「うん、ありがとう………平野くん。」
しかし、まだやる事はあった。
「紫耀、どこにいるの………ねぇ、早く見つかってよ………。」
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しげしげ - 更新頑張って下さい (2015年8月6日 17時) (
レス) id: c006ee11e4 (このIDを非表示/違反報告)
るーきー(プロフ) - 赤ちゃんさん» はい、頑張ります！ (2015年7月27日 9時) (レス) id: 6683502afa (このIDを非表示/違反報告)
るーきー(プロフ) - かのんさん» 読んで下さってありがとうございます！私の作品では書いた事のない作品なので、凄く心配でしたが………少し心配が解れました。ありがとうございます。更新頑張りますので、よろしくお願いします！ (2015年7月27日 9時) (レス) id: 6683502afa (このIDを非表示/違反報告)
かのん - 私、初めてこの小説読んだんですけど、とても内容も難しくて、他の小説は全然タイプが違っていて、読んでいるうちにハマってしまいました^_^更新、楽しみにまってます！！頑張ってください(*^◯^*) (2015年7月26日 23時) (レス) id: 27f88a34a5 (このIDを非表示/違反報告)
赤ちゃん - 頑張って (2015年7月22日 16時) (レス) id: 61a7a50eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るーきー | 作成日時：2015年7月12日 8時
