好きです ページ20
Aside
仕事終わり。
7人揃って定時であがって。
ロビーに集まって一緒にお店に向かうらしい。
ほんと仲良しか(笑)
美麗ちゃんたちに先にロビー降りといてって声掛けてから
先に女子トイレへと向かう。
べ、べつに気合入ってるとかじゃないからね…！
お昼休み、佐野さんに話しかけられた時、平然を必死に装ってたけどじつはすごくすごくうれしくて。
たくさんの人混みのなかから
わたしをみつけて話しかけてくれたこと。
まぁたまたま目に入ったのかもしれないけどさ
そんなことどうだっていい。
ああ、誰かに話しかけられるだけで
こんなに嬉しい気持ちになれるんだって
この時、改めておもったの。
化粧コーナーの鏡の前に座って
こないだ買ったイブサンローランの口紅の6番をつける。
普段使ってるのよりちょっとあかみが強いやつ。
…ほんと、気合入ってるとかじゃないんだよ？(笑)
「あれ？あなた舞さんよね？」
『…………あ…』
千紗「その顔はわたしのこと覚えてますって顔ね。(笑)…あなたさぁ、玲於のこと、どう思ってんの？」
『ど、どうって言われましても…』
千紗「じゃあ単刀直入に聞くけど、あなた玲於のことすきなの？」
本来のわたしならきっとここで
なんであなたに言わないといけないんですか？
って返してると思う。
けど今のわたしは、ちがうから。
なんか、この人にだけは負けたくない。
『すきです。わたし、佐野さんのことがすき。』
千紗「………！、、ふ〜ん。…ま、玲於はあなたみたいなの相手にしないと思うけどね」
それだけ言われて千紗さんは去っていった。
んもうう！なんで全く関係のない第三者にあんな勝ち誇ったこと言われないといけないの？？？
むっかー！！！
ってか言ったあとで気づいたけどわたし
当の本人には絶対言えない告白、違う人にすらすら言っちゃったよ。
負けるなわたし、メゲルなわたし、
鏡の前で必死に笑顔作って
いそいでエレベーターへ乗り込む
葵「あ〜Aやっときた〜！」
亜嵐「舞ちゃん、はやくはやく〜！笑」
『すいませんおまたせしました〜…！』
どうやらわたしがドベのようで。
既にできてた輪の中に混ざる。
ふと顔をそらすと…
『あ………』
いじわるな、でもどこか優しい顔をした佐野さんと目が合うから。
さっきまでのことはとっくに忘れて
赤くなっていくのが分かる自分の頬を
ひたすら両手で覆っていたんだ。
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y0u（よぅ）(プロフ) - 更新ありがとうございます！！完結、お疲れ様でした！！笑 ランペなら、健太か山彰が良いです！！笑笑 次回作も楽しみにしてます♪ (2019年11月20日 0時) (
レス) id: 172c891e37 (このIDを非表示/違反報告)
まるこめちーは - 育児の合間に久しぶりに読みに来ました！！このお話、作者のゆずさん！読んでいて今の環境にはないドキドキ、毎度ありがとうありがとう！！更新、気をなが〜〜くしていつまでも待っています☆*° (2019年8月16日 21時) (レス) id: 797fcf741c (このIDを非表示/違反報告)
はちみつちゃん - このお話だいすきです！更新待ってます！ (2019年6月19日 18時) (レス) id: ab56cd607c (このIDを非表示/違反報告)
おれお - 続き楽しみにしてます！（ ｉ _ ｉ ） (2019年5月13日 1時) (レス) id: ab56cd607c (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ このお話好きです！！ (2019年3月27日 23時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず
| 作成日時：2018年9月19日 20時
