彼女さん ページ37
Aside
合宿から帰ってきて数日後。
いつものように出社して働いて
お昼になって食堂で7人でごはんたべて
また働いてたまに休憩室で息抜きして
定時になって退勤する
そんな普通の日々を送っていた。
…SAで佐野さんに、
白濱さんとどこ行ってたのって聞かれた時
わたし何も答えられなかった。
少しの沈黙のあと、ちょうど美麗ちゃんたちがわたしを見つけてくれて
そしたら俺行くわ、って佐野さん
どっか行っちゃったの
…でもよく考えてみれば別に言わなきゃいけない義務なんてどこにもないし
ただ、言葉に詰まっちゃった、だけだし。
今日のお昼も普段通りだったから大丈夫だよね
そんなことを考えながら今日も例のごとく
いちごみるくのボタンを探す
わ、お財布の中120円ぴったり持ってる。
なんかラッキー。
休憩室の1番端っこの椅子に座ってから
壁にもたれながらあまくておいしい味を楽しむ。
『…なんかいいことないかなー。』
ガチャッ
『わ…！』
亜嵐｢あ、ごめんごめん。 笑 勢いよくあけすぎたね。｣
いいことないかな、って呟いたあとで
すぐドアがあいたからびっくりしちゃって。
その場に現れたのは白濱さんだった。
『おつかれさまです。 …笑 』
亜嵐｢おつかれ！笑…ってか丁度いいところに！舞ちゃん今度の土曜日ひま？｣
『あー…土曜日は美容院の予約入れちゃってて、』
亜嵐｢そっか、じゃあ日曜日でもいいや｣
きっと多いだろうけど、なんて。
『日曜日、空いてます…！』
亜嵐｢ほんと？よかった。…じゃあよかったらこれ行かない？｣
白濱さんのポケットから取り出されたのは…
『ディズニーランド…？』
亜嵐｢そ！笑 あ、もしかしてこうゆうの苦手？｣
『ぜんぜん！むしろ好きです、！』
好きです！ミッキーだいすき！だけど…
なんでわたし？
2枚持ってるってことは2人でってことだよね、
え、こんなの知ったら絶対彼女さん怒るじゃん
わたしがドギマギしてるのに気づいたのか
白濱さんふふって笑って
亜嵐｢この券、ねーちゃんが知り合いから貰ってさ、期限が今月末までなんだよね！笑 だからもしよかったらどうかなーって。…だめ？…｣
なにその最後の聞き方！反則でしょ！
わたしは全然だめじゃないんだけど、だけど、
『わたしはもちろん行きたいですけど、か、彼女さんのおっけーは出てるんですかね？…』
そう言った瞬間、二人の間に沈黙が流れた。
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ゆず(プロフ) - 心音さん» 心音さま、コメントありがとうございます！こういう風に思ってくださっている方が1人でもいると知れてとても嬉しく思っております。これからもぜひお楽しみいただけたらとおもいます……！ (2018年9月19日 20時) (
レス) id: e3065fb40d (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - このお話すごい好きです！！ ドキドキしちゃいます！ これからも更新楽しみにしてます！！ (2018年9月11日 23時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - はちみつちゃん。さん» はちみつちゃん。さん、コメントありがとうございます！全作読んでくださってるということで本当に嬉しいです……！名前については第1話、はじめましてをご覧下さいね。個人的にまいという苗字が好きなので採用させていたしました。笑 (2018年9月4日 11時) (レス) id: e3065fb40d (このIDを非表示/違反報告)
はちみつちゃん。 - すみません！読み始めて気づいたんですけど 舞さんって苗字なんですね！お名前かと思って勘違いしちゃいました(＞＜) ほんとにすみません！ (2018年9月4日 4時) (レス) id: ab56cd607c (このIDを非表示/違反報告)
はちみつちゃん。 - ゆずさんの作品全部すきなので、更新楽しみにしてます（＾_＾）！ 苗字？が舞さんになってしまうのですが 苗字の設定とかできたりしますか？(＞＜) (2018年9月4日 4時) (レス) id: ab56cd607c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず
| 作成日時：2018年6月18日 22時
