ドキドキ ページ10
Aside
ドキドキドキドキ
え、え、どうしよう
告白、されちゃった
こんなこと玲於くんにも教えてもらってないのに
なんて返事したらいいの…!
A「…あ、あの、」
亜嵐「返事が今すぐ欲しいとかじゃないから、俺が気持ち伝えたくて、伝えただけだから」
A「うん…あの、ありがとう。…」
…少しの沈黙が、いまのわたしたちにはすごく苦痛で。
A「あ、あのね、正直に言うと…自分の気持ち、とかそうゆうのあんまりよくわかってなくて…」
亜嵐「うん。…そっか、わかった。…じゃあ気持ちの整理がつくまでまってるから。」
A「え?…いいの?」
亜嵐「うん。ちゃんと考えてから答え出してくれた方が俺も嬉しいし。そのかわり…」
A「そのかわり?…」
亜嵐「今まで通り接してよ、気まづいとかおもわなくていいから。俺も今まで通り遊びとか誘うから。…約束、してくれる?」
A「うん!もちろんだよ…!」
亜嵐「よっし。じゃあ約束ね。お、そろそろ地上じゃん、さ、降りよっか。」
A「うん…!」
わたし改めて、亜嵐くんって
なんて優しくてかっこよくて寛大で
どこまでもいい人なんだろって心の底から思った
…なのに即決で亜嵐くんの好意を受け入れなかった
わたしはバカなのかな
でも、生半可な気持ちで亜嵐くんの本気に向き合う訳にはいかないから
…あれ?
もしかしてわたしこのまま亜嵐くんと…?
東京に出てきて、出会った運命の相手って亜嵐くん?
それとも…
亜嵐「Aちゃん、Aちゃん、」
A「あ、はい、ごめん、なになに?」
亜嵐「どーしたのぼーっとして(笑)小腹、すかない?この近くにいい感じのジェラート食べれる店があるんだけど、どう?」
A「あ、えっと…」
約束守らなきゃわたし、お家いれてもらえそうにないよ、(笑)
それでなくても玲於くん、ずっと待ってくれてるんだもん。
A「あのね?わたしジョーさんのお店で明日の仕込み、手伝う約束してて、日付け変わるまでにお店戻んなきゃいけなくて…」
亜嵐「朝も夜も仕込みするの?大変だね(笑)じゃ、帰ろっか」
A「ごめんね、せっかくお店考えてくれたのに…」
亜嵐「いいって。また今度、付き合ってくれるでしょ?」
A「うん!ぜひ…!」
亜嵐「よし!(笑)」
亜嵐くんの隣にいると
ドキドキするのにどこか居心地が良いのは
きっと亜嵐くんの人柄のおかげなんだろうなぁ。
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作者名:ゆず | 作成日時:2018年2月16日 2時