検索窓
今日:14 hit、昨日:2 hit、合計:68,267 hit

いつか ページ9

Aside



ジェットコースターとかお化け屋敷とか
思ったよりアトラクションが充実してて
気になったものを一通り楽しんだわたしたち。


チケット代払う時、お金出そうとしたんだけど
亜嵐くん絶対わたしにお財布ひらかせないの。
ほんと、どこまでも紳士だなぁ。

…誘われたとはいえ奢られっぱなしも申し訳ないし
今度どこかで、何かしらの形で還元しなきゃな。



ふと時計を見たら…やばい、もう21時回ってる。
日付けが変わるまでに帰る、って
玲於くんとの約束、守らなきゃ。


亜嵐「ね、最後にさ、あれ乗って帰ろうよ。」


A「あ、うん、乗ろ乗ろ!」


やっぱりここまできて観覧車に乗らないって選択肢はないよね、わ〜楽しみ…!


シースルーのものと普通のタイプの二種類あって
わたしは下が透けるやつがスリルがあっていいなーって思ってたんだけど
亜嵐くんが普通の列に迷わず並んだから黙ってついていった。


待っている間ももちろん右手は握られたままで。
…はぁ、なんか今日一日心臓に悪いなぁ…


列は意外と早く進んで
いよいよわたしたちの番。


A「うわぁ…超綺麗…」


亜嵐「めっちゃ綺麗だよね…前来た時この景色に超感動したから、Aちゃんにもこの景色見せたくてさ。」


A「嬉しい…!…前も来たことあるの?」


亜嵐「うん。隼と玲於とね。」


ドキッ
玲於くんも、ここからの景色見たことあるんだ
…いつか、玲於くんともこの景色一緒に見れたらいいなー、…なんてね。



それにしてもすっっっごく綺麗な夜景で
外から観覧車眺めても綺麗だなーって思ってたのに
観覧車の中から外を眺めてみるのはその何倍も綺麗で。


遠くの方に見える橋と海がキラキラ照らされて、綺麗なんだけど、どこか儚くて…
ほんとに、いままでみたどの夜景よりも綺麗!って思えて、すっごく見入ってたら



グラッ

A「わ…!」


急に亜嵐くんがわたしの隣に移動してきて
な、なにっ?
…わたしの右手、両手でふんわり包んで


しっかり、目線を合わせて
すごく真剣そう


亜嵐「あのさ、俺、今日1日通して改めて思ったことがあるんだけど、いま言ってもいい?」



A「…うん?」


亜嵐「撮影が落ち着いてからでもいいかなって思ってたんだけどさ」


A「うん。」



亜嵐「やっぱり先延ばしにするとか無理だわ、敵多いのわかってるし」



A「うん?…なんのこと?」









亜嵐「俺、Aちゃんのことが好きです。」

ドキドキ→←練習の成果



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (139 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1771人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆず | 作成日時:2018年2月16日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。