ずっと ページ5
Aside
次の日はちゃんと目覚ましセットして
玲於くんが起きる少し前に起きて
白ご飯とお味噌汁の用意をした。
それからちょっとしてから起きてきて
寝起きの悪い玲於くんを横目に見ながら
朝ごはん、一緒に食べて。
玲於「いい?23時くらいには迎えに行けると思うから、それまで絶対店の中にいること、絶対一人で帰ろうとか思っちゃダメだかんね、わかった?」
A「はーい。…いってらっしゃい!」
玲於「ん。」
玲於くんが出ていってから夕方まで
特にすることもなく例によってソファでぼーっとしてた。
こんなに時間があるなーって思うの、人生で初めてかもしれない。
今後のDDGのこと、未来の自分
…色々考えちゃう。
わたし、10年後、どこで何してるんだろう。
このまま夢の半年間が終わって
家に帰っていままで通りずっと京都で暮らすのかな
わたし、10年後ちゃんと笑えてるかな、
人生楽しい!って思えてるかな、
その時のわたしの隣には、一体誰がいるんだろう。
16時すぎ、マンションの下までタクシーに来てもらってから
ジョーさんのお店まで向かう。
ジ「よく来たね、Aちゃん、調子はどうだい?」
A「もうお陰様ですっごい元気です、御心配ありがとうございます。玲於くんも優しくしてくれるし、もう、至れり尽くせりです!」
ジ「そうかそうか(笑)それはよかった。さ、じゃあ開店の準備でもはじめようか。」
A「…はい!」
今日は日曜日だからかお客さんもそれなりに多くて、
でも引きははやくて23時をまわるころには
いつもの平日と同じくらいの静けさを保っていた
23時15分をすぎたころ、約束通り玲於くんが来てくれて。
たわいもない話してから一緒にタクシーで同じ家まで帰って。
玲於「今日お客さん多かったでしょ?」
A「そうなの!でもね、だいぶ1人で回せるようになってきてね、」
玲於「ふ〜ん、…やるじゃん」
A「へっへ〜ん。わたし、もっとジョーさんに認められるようにしっかりしたい。」
玲於「できるよ、その…Aちゃんならだいじょうぶなんじゃない?…」
A「うん!ありがとう玲於くん!♡」
玲於「別になんもしてねぇし」
A「…ふふっ」
玲於「ニヤニヤすんな気持ちわりぃ」
こんな、
平和で
穏やかで
楽しい毎日が
ずっと、続けばいいのになって
わたし、このとききっと
心のどこかで思ってたんだとおもう。
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作者名:ゆず | 作成日時:2018年2月16日 2時