Look at only me 2［佐野玲於］完結 (ページ4)

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大好物ページ4

Aside

A「うん、こんなもんかな…！」

玲於くん帰り遅いから先寝ててって言ってたけど
一応何か作っとこうと思って
お家の食材使ってできるもの考えてたんだけど
結局思いついたのがありきたりだけどカレーで。

まぁカレーならいつでも食べれるし？
残ったら明日わたしがたべるし？

A「でもやっぱブーケガルニがないとな～…」

うちの料理長さんが言ってた、カレーの隠し味は
チョコレートでもコーヒーでなくて
ブーケガルニなんだって。
ま、家にあるものだけで作ったから勘弁してもらおう。

それにしても玲於くんの遅くなるって
いったい何時くらいのことなんだろ。
日付け変わるくらいまでは覚悟してた方がいいよね、
今はまだ18時回ったばっかりだから24時までは…
あと5時間以上もあるや。

やっぱり作ったからには一緒に食べたくなっちゃって。
玲於くん、どんな反応するかなぁ
たこ焼き女のくせに料理できんじゃん、とか
また憎まれ口叩いてきそう(笑)

A「遅くまで大変だなぁ～、…はぁ、目が痛い…」

日中ずーっとGENERATIONSさんのライブDVD見てて、ついでにメイキング映像も見てて
ちょっと疲れちゃったのかな。

そのままウトウトしちゃって…

．．．．．．

ガチャンッバタッカランカラン

A「ん………え！玲於くん！」

玲於「あ、ごめ、起こしちゃった？」

A「わ、わたし寝てた、おかえりなさい…！え？もう24時…？」

玲於「何言ってんの、まだ20時だから(笑)撮影が巻いてだいぶ早く終わったんだよね。…それよりこのカレー、作ったの？…」

A「あ、そうなの！今日朝作れなかったし、あの、もし、いればなーとおもって、あ、あの、ご飯食べてきたなら全然わたし食べるから！」

玲於「大好物なんだよね」

A「………へ？」

玲於「俺、カレー大好物なの、だからめっちゃうれしい」

A「わ！よかった～！あんまり一人で外出たくなくて家にある物勝手に使わせてもらったんだけど…あの、一緒に食べれたりする？…」

玲於「何言ってんの当たり前でしょ(笑)さ、はやく食べよ、もう俺ちょー腹減ったわ～」

玲於くんがお皿にご飯盛ってわたしがカレーついで
二人で向かい合っていただきますして

玲於「…わ、めっちゃうまい」

A「うふふ、ほんと？ブーケガルニがあればもっとよかったんだけどね～」

玲於「…は？(笑)なになんて？」

なんか、いまわたし、すっごく楽しいかも。