味方 ページ11
玲於side
玲於「おそい...」
柱にかかってる時計を見るともう23時回ってて
あいつ、俺の言ったことちゃんとわかってんの?
今頃亜嵐くんとイチャラブしてんのかなー…
あーまじで、1秒でも24時過ぎたら許さねぇ
ジ「それにしても初めてみたなぁ。玲於が1人の女の子に対して、こんなに喜怒哀楽が激しいの。」
涼太「いや〜面白いですよね〜」
玲於「いや別に至って普通だし。あのさ、涼太くんこないだから人のこと面白がるのほんとやめてもらえません?」
涼太「え〜いいじゃん楽しいし、俺はどこまでも玲於の味方だよ?ねえジョーさん?」
ジ「そうだねぇ。(笑)」
仕事が終わってジョーさんの店に来たら
まさかの、先に涼太くんという先客がいて。
俺の特等席に座ってるもんだから仕方なく隣に座って、まぁ今に至る。
玲於「いや、そういうことじゃなくて…」
涼太「そんなカリカリしなくても、Aちゃんは約束破るような子じゃないって、玲於が1番よくわかってるでしょ?」
ジ「まぁ相手は亜嵐だからね、何が起こるかわからないよ?(笑)」
涼太「ちょっとジョーさん、それ禁句(笑)」
ったく、この大人たち完全に俺で遊んでるわ
…そんなこと言われなくても分かってるっつーの。
こんなたわいもない話しながら
とうとうむかえた24時10分前。
俺もそろそろ痺れをきらして
いまどこにいんだよって
LINEしようと携帯に手を伸ばしたその時、
やっと店のドアが開いた。
A「こんばんわ〜、あ、涼太くん!」
亜嵐「え、涼太?玲於まで。…あ、俺帰ります、ジョーさん、Aちゃんのことよろしくお願いします。Aちゃん、仕込み頑張って。じゃあまた。」
…仕込み?(笑)
A「あ、今日はありがとう、まって、わたしも行く!わたし、外まで亜嵐くん送ってくるね…!」
バタンッ
玲於「ほんとなんなの…」
涼太「なんか、一気にサイクロンが押し寄せて来た感じだったね…」
玲於「ほんっと騒がしいやつだわ…」
ジ「はっはっは、可愛いらしいねぇ(笑)」
店に入ったらメンバーが2人もいるんだもん
まぁ亜嵐くんが驚くのも無理ないんだけど。
それ以前になんか、2人様子がおかしくなかった?
なんかあった?
…なんて、さすがに考えすぎか。(笑)
涼太「あ〜はやく金曜日にならないかな〜」
玲於「なんで?」
涼太「バトンタッチの日じゃん、Aちゃん。」
玲於「あぁ、…」
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作者名:ゆず | 作成日時:2018年2月16日 2時