魔法使い ページ36
Aside
龍友｢俺たち、ちょっと会うの控えよう｣
神様はいじわるだ。
弱っている時に限って
わたしの味方をどんどんわたしから遠ざけていく。
なんでも週刊誌がわたしたちのことを握っていて
今回は上が揉み消してくれたみたいだけど
かなり厳しく言われたということだった
そりゃあ、旅行行ったりおうち行ったり
こんな大胆なことしたらバレるに決まってるよね
いつかこうなるんじゃないかって思ってはいたけど
流石にちょっとはやすぎかな
いま龍友くんにとって大切な時期だって
わかってるから
龍友くんの提案に素直に従った
でも悔しい。悔しいよ。
わたし、とうとう1人になっちゃったって思った時
次にトレーニングルームに入ってきたのは
龍友くんじゃなくて玲於だった。
玲於っていつもこうなの。
クラスの男子に意地悪された時も玲於が現れて倍返しにしてくれたし
インコのピィちゃんが逃げちゃった時も一緒に必死になって探してくれたし
いつも、寂しい、心細い、誰か！
って思ってたらわたしの前にあらわれて助けてくれる。
以心伝心っていうか、魔法使いっていうか。
気づいたら玲於の胸に飛び込んでて
"嫌だってゆってもお前の隣にずっといる"
あぁわたし、1人なんかじゃないんだって
玲於の不安そうにしてる気持ち痛いほど伝わってきて。
なんでちょっとでも1人ぼっちだなんて思ったんだろ
玲於はいつだってすぐそばにいてくれたのに。
玲於にありがとうって伝わるように、
いっぱいいっぱい抱きしめ返した。
この時の玲於は
わたしにとってはヒーローで
誰よりも、かっこよかったんだ。
…龍友くんよりも、ね。
まぁ調子にのるから絶対言わないんだけどね♡
年末の早さといったら尋常じゃなくて
この時期はうちの会社の人達みんな忙しくなるから
ここに人が来ることは少なかった。
それでも龍友くんは時間が空いては顔を出してくれて
ちょっとだけどトレーニングして。
ま、帰るのは別々なんだけど。
嬉しいよ？もちろん。
でもね、なんか物足りなさというか
元通りに戻りすぎて
あの夢のような日々はもう戻ってこないんじゃないかっていう不安とか、悲しさとか、
龍友｢Aちゃん、そこの水とってくれる？｣
『…あ、うん！』
隼｢A！俺のも！｣
『自分でとれば〜？』
隼｢………(泣)｣
会えて嬉しい、けど
埋まらない穴がぽっかり空いちゃったような
そんな気持ち。
わたしたちの関係って、一体何なんだろうな。
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玲都 - もーーやばいです、、玲於くんも龍友くんも好きすぎて困ってるのでこのお話たまらないです。もうすでにこのお話大好きです（笑） (2018年2月18日 8時) (
レス) id: f03f18b1cc (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 佐野ゆうな…玲於，龍友さん» 同じ趣味の方ですね！笑今後の展望もお楽しみに（＾ν＾）コメントありがとうございました（＾ω＾） (2018年2月15日 11時) (レス) id: e3065fb40d (このIDを非表示/違反報告)
佐野ゆうな…玲於，龍友(プロフ) - めっちゃ良いです！玲於くんと龍友くん二人とも大好きなんですよ~！ほんと最高です！次の更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年2月14日 16時) (レス) id: 810010de63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - あいらさん» ご感想ありがとうございます（ ; ; ）わわ、ほんとですね、某キーボードアプリに少し頼りすぎていました汗さっそく修正させていただきます！感謝です（＾ν＾） (2018年2月14日 11時) (レス) id: e3065fb40d (このIDを非表示/違反報告)
あいら(プロフ) - このお話面白いです(^^)ちなみになんですが、CLAMPじゃなくてKRUMPですよ♪CLAMPだと作家さんのお名前になってしまいますので！ (2018年2月14日 9時) (レス) id: 43e305eaaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず
| 作成日時：2018年1月31日 2時
