太陽も月も。 ［玲於×龍友 ］

だいすき ページ27

Aside



『お邪魔しま〜す、わぁ……』



龍友くんのおうち、すごく綺麗につかわれてて
ラグもフワフワだし、リビングも広いし
自分の家じゃないのに、すごく落ち着く。


龍友「適当に座ってて。何飲む？プロテイン？」


『あ、えっと、お茶お願いします。』


龍友「はいはい(笑)」


そこからたわいもない話して、
龍友くんの家にあったワイン、ちょっとだけご馳走になって



そろそらお風呂先どうぞって譲ってくれて
…案の定一緒に入る？って言われて
丁重にお断りしたけど。


龍友くんが出るまでソファでウトウトしちゃってて
出てきたらなに寝てんねん、そんなとこおったら風邪ひくでって、髪乾かそかって、
ドライヤーでわたしの髪乾かしてくれて
わたしかなりそこらへん意識飛んでたんだけど
優しい顔でドライヤーしてくれた所だけは鮮明に覚えてる。
もう、そうゆう優しいところがすきなの。


『今日アキラさんがジムに来てね？龍友くんの筋肉がすごいって褒めてたよ？』

龍友「ええほんまに、嬉しいなあ。アキラさんと最近なかなかお会いできてへんな〜、」


よろしく言うといてな、って
こうやって共通の人の話をできることがすごく嬉しい
それに龍友くんのこと褒めてくれる先輩を
知ってるっていうのもすごく嬉しい。

龍友くんに関わる全てのものと
わたしも関われてるって思えることが
わたしにとってはすごく幸せなの。


そのあとソファで横並びになってお話しして
そこから、本格的にわたしに眠気が襲ってきて
そしたら、それを見かねて優しくベットまで連れてってくれて



ベットに入ったら有馬温泉でやってくれたみたいに当たり前のように腕枕してくれて。


龍友「いい夢みぃや」


『やーだー、まだおきてるもん〜』


龍友「そんなことゆうてもうまぶた開いてないで？(笑)…これからはいつでもこうゆうことできるんやから、もう今日は寝とき(笑)」


『んふふ、りゅうとくんだいすきだよ〜』


龍友「俺もすきやで。」



こうして龍友くんに包まれながら眠りについた。



この日のわたしは、玲於の存在なんて
もう1ミリも、思い出すことはなかった。

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