おこぼれ頂戴 ページ7
ASide
［…そろそろ帰ろっか。］
『あ、うん…！』
背中にあった熱が離れていくのが
どうしようもなく悲しい気分になる。
お互いなにを喋ることもなく
ただ、ホテルまでの帰り道を進む
わ、前のカップル背中に腕まわしあって楽しそう
さっきまで、わたしと玲於くんの距離も０だったのに
なんで今はこんなに離れちゃったんだろ。
玲於くん、ホテルのエレベーターまで帰ったところで
［ちょっと寄りたいとこあるから先部屋戻ってて］
ってわたしがエレベーター乗るまで見送ってくれて
たぶん、そのままどっかいっちゃった。
…なに、誰のところにいったの？
…エレベーターの中気まづいから乗りたくなかったとかじゃないよね？それはないか、だったら最初からあんなことやらないよね。
思い出したら顔が火照る。
ついていきたい！なんて
いまのわたしには言えるわけなくて。
ハッピーとブルーは表裏一体だ。
『ただいまもどりました〜。え。』
隼「おっかえりAちゃ〜〜ん！どう？玲於といい感じになれた？？？お？？」
楓「ちょっと隼、単刀直入すぎ！」
唯「まぁいいじゃないのそのくらい言わなきゃこの子すっとぼけちゃうでしょ♡」
…なんなんだなんだこの酔っぱらいたち。
こわいよう。(泣)
なんか、みんなめっちゃ酔ってない？
…はっ！ウイスキーもうすぐ空になりそ．．．(怖)
『すっとぼけって…わたしそんなボケてない…！』
てかツッコミどころが多すぎる、なぜ隼くんが部屋にいるんだ、いやもしいるんだったらいるでいいけどなんで唯さんもここにいられるんだ、いやまあそれでもここにいるんだったらそれでいいけど裕太くんをなぜ呼ばないんだ、何このメンツ何この３人。
楓「んで？どうだったのどこいったの！ん？♡」
隼「楓さんだってめちゃめちゃ単刀直入じゃないっすかぁ〜笑笑笑」
まあね、たしかにここ12階だしそれなりのホテルだからめちゃくちゃ外の眺めいいよね。
やれやれ、おそるべしLAの夜。
まあでも、むしろいまのわたしにはこのくらいのテンションの方がありがたいのかも。
おこぼれ頂戴して、わたしも飲もうかな。
『…ちょっと聞いてくださいよ〜』
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REI - とても面白かったです!でもすいません、間違えて低評価押してしまいました。本当は高評価です。ごめんなさい。次回作も楽しみにしてます! (2019年6月30日 9時) (
レス) id: 6b6704601e (このIDを非表示/違反報告)
夕凪(プロフ) - 好きって言ってよ 続編まってます！！ (2018年10月5日 5時) (レス) id: 6e9a42278c (このIDを非表示/違反報告)
隼大好き - 最初の方は、ハラハラドキドキだったけど、最後の方は、胸キュンキュンですね。 (2018年4月2日 8時) (レス) id: 28aba34e14 (このIDを非表示/違反報告)
GENE！大好き - とても良いお話でした。メッチャ、キュンキュンしました。 (2018年3月6日 23時) (レス) id: fa7ed179cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 白あいさん» コメント本当にありがとうございます、嬉しかったです…！ (2018年2月10日 21時) (レス) id: e3065fb40d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず
| 作成日時：2018年1月11日 22時
