勢い ページ23
ASide
恋愛はノリと勢いである。
わたしの師匠がそう言っていた。
もし勢いの方にだけに着目したとすれば
それはまさにいまなのかもしれない。
玲於くんが、わたしの心にずっと引っかかってるものを教えてって言ってくれてる。
これをゆったら楽になるのだろうか、
それとも...離れていってしまうか。
2つにひとつ、ちゃんと頭ではわかってて、
けど、わたしにもやっと勢いってのが出てきたみたいで
…こんなタイミングで。
[俺がいるからさ。だいじょうぶだから。]
こんな風に優しくされちゃったら、もう逆に
わたしの悲しいの矛先は当の本人に向いてしまう。
『玲於くんのせいだよ...』
[...え?…]
『玲於くんが優しいから!モテるから!GENERATIONSさんだから!やっぱりわたしじゃ玲於くんの隣は無理なんだよ、女性社員さんにも堂々とそうゆわれちゃう始末だし…!』
『わたしだって、玲於くんと離れたくないのに、離れなきゃいけないのかなって、っ、ずっと思っててっ!』
あぁ、ダメ、もうとまらないって
『こんなに我慢しないといけないならいっそ嫌われた方がいいのにって、わかってたけどっ、やっぱり心のどこかでずっと嫌われたくないって、そればっかりでっ、うっ、』
もう、泣きながら訴えながらボロボロで、
でも次第に軽くなっていく心に
ああこれで正解なんだなって
あとで楓さんと隼くんのところに
乱入して励ましてもらお。
とまらないわたしの口は、わたしの心より正直だったみたいで
玲於くんに言いながらああ、わたしこんなことかんがえてたんだなとか改めて思ったり、
これで玲於くんわたしのこと見捨てても
わたし、後悔しないのかなって
どこか冷静に自分を客観視できた
[...なんだ、そうゆうことか…Aちゃんそんなこと考えてたの]
『...そんなこと?玲於くんにとってはそんなことかもしれないけどっ、わたしにとってわっ…!きゃっ』
瞬間、玲於くんが腕グイッて引っ張ってきて
玲於くんの胸の中にリターン。
急いで顔をあげると
…いままでみたことのないくらいの
優しい顔で微笑んでる玲於くん
…もう、なんでこんな時までそんなにかっこいいの?いやになっちゃうよ。
そのまま玲於くんから目が離せなくって
顔の距離がドンドン近くなっていって…
[Aちゃん ]
…玲於くんがくれたはじめてのキスは
甘くて少ししょっぱかった
1371人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「GENERATIONS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
REI - とても面白かったです!でもすいません、間違えて低評価押してしまいました。本当は高評価です。ごめんなさい。次回作も楽しみにしてます! (2019年6月30日 9時) (レス) id: 6b6704601e (このIDを非表示/違反報告)
夕凪(プロフ) - 好きって言ってよ 続編まってます!! (2018年10月5日 5時) (レス) id: 6e9a42278c (このIDを非表示/違反報告)
隼大好き - 最初の方は、ハラハラドキドキだったけど、最後の方は、胸キュンキュンですね。 (2018年4月2日 8時) (レス) id: 28aba34e14 (このIDを非表示/違反報告)
GENE!大好き - とても良いお話でした。メッチャ、キュンキュンしました。 (2018年3月6日 23時) (レス) id: fa7ed179cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 白あいさん» コメント本当にありがとうございます、嬉しかったです…! (2018年2月10日 21時) (レス) id: e3065fb40d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆず | 作成日時:2018年1月11日 22時