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小「ほんとにいいワケ？
お前ら、こんな日に俺らなんかと飲んでて。笑」
二次会パーティ後、由莉から三次会に誘われて
指定の場所に顔を出したら、いたのは6人だけだった。
なつかしいメンバー。
二人の今日の主役と、
小川君と神崎君と、
彼と…私。
将「…まあ、初夜は日付変わってからでも遅くないってことで。笑」
由「…って、私が提案したの。笑
幸せなことだなって思って。一番の友達がみんな、お互いの共通の友達だなんて。
ほんとは三次会やるつもりなかったんだけど、
やっぱり会いたいな、って。独身最後の日にね。笑」
将「こうでもしないと全員集まらねえからな。笑」
小「卒業以来、か？結局。全員が集まるの。」
神「いやもっと前だろ、あの日は櫻井が式の後すぐ仕事直行しやがった。笑」
翔「でもその後帰って来たろうよ。笑」
将「だけどその頃にはもう女子二人帰ってたもんなあ。笑」
それ以降もなかなか予定が合わせられなくて。
集まっても、誰かが欠ける。
お互いの無意識な遠慮なのか、
それともまったくの偶然か。
彼とは一度も会っていなかった。
私が行くと、彼はいない。
私がいない回、彼の仕事がオフだったりする。
きっと全部、たまたまでしょう。
彼がドラマに出演する時期、
私の仕事に余裕が出るのも。
彼の繁忙期が過ぎた年度末前に、
私の手帳がイベントごとで埋まるのも。
…ラッキーと思うべきなのか、
残念と思うべきなのか
今でも全然、わからないよ。
久しぶりに会いたかったなあ
とか、普通に思っていたかった。
だけどそれが出来ないのは
"大学時代の仲の良い友達"の枠に
今になっても収めきれないから。
・
"友達に戻れない"んじゃなくて
初めから彼のことを、
友達なんて思ったことがなかったの。
貴方はいつだってトクベツだった。
だからもう、友達だなんて見られないよ。
…そんな風に開き直った時期もあったくらい。
だけど月日が経ちすぎた今は
それすら、考えるのが怖くなって
決して"好き"が残っていないことを
少しも未練のないことを
自分自身に、早く証明したかった。
他に好きな人ができた。
…ほら、もう彼のことは"好き"じゃない。
気づいたら、彼のことなんて忘れてた。
…やっぱり、もう未練なんてないみたい。
こんな風に。
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らびりんす(プロフ) - 柚さん» はじめまして！ありがとうございます、嬉しいです(^^) (2017年5月9日 12時) (
レス) id: f1ca372844 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - はじめまして。このお話のファンです！これからも楽しみにしています(*^-^*) (2017年5月9日 3時) (レス) id: 4a5934561b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羊羽 | 作成日時：2017年3月27日 8時
