いつもの (ページ10)

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合コンから1週間後

紫耀から連絡が来た。

個人で紫耀から連絡が来るなんて、本当に久しぶりで少し嬉しかった。

でも、内容を見た瞬間俺のテンションは一気に下がった。

紫耀「この前の合コンにいた実香ちゃんのこと好きになっちゃった！！連絡先とか持ってる？」

どうして、紫耀のことを好きな、俺に聞くんだろう。
傷つくじゃん。

なんて思っても、本人は俺が紫耀を好きなことを知らない訳だから仕方ない。

俺はこのままだと紫耀があの子と付き合ってまう！嫌や、連絡先を渡したくない。という気持ちと紫耀の頼みだから嫌だけど連絡先を渡すしかない。という気持ちで揺れていた。

よしっ、紫耀の頼みなんやから渡してあげよ。

廉「持っとるよ。送るな。」

紫耀「ありがとう！！！！」

ほら、紫耀にこんなに感謝されたんやから良かったんや。
これで良かった。

それから俺は紫耀からの頼みであの子と紫耀がもっと仲良くなれるようにとお手伝いをしてしまった。

あの子と紫耀がどんどん仲良くなっていくのを傍で見て、俺も自分の気持ちに我慢できなくなった。

俺は、紫耀にこの気持ちを伝えることを決めた。

廉「紫耀、明日、空いとる？話があるんやけど。」

紫耀「空いてるよ。俺も廉に話ときたいことあったしちょうどいいや。」

俺に話！？
何やろ……