いつもの (ページ14)

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君のためならページ14

紫耀 side

それは本当に一瞬の出来事だった。

僕達が座長をさせて貰っている舞台のリハーサルをしていた。

俺はずっと変な音が聞こえていた。

なんか、ガッガッガッみたいな。

おかしいなと思って、音のする方を見てみると
天井の機材が揺れていた。

俺は何か、嫌な予感を感じていた。

すると、ガタンッと大きな音がした。

機材は今まで以上に大きく揺れている。

やばい、落ちる！！

あの機材の下には廉が居る。

助けなきゃ！！！

間に合え！！！！

紫「廉！！危ない！！！」

俺は廉の背中を押した。

廉「うわっ！」

ガッシャーン

廉「っえ！？紫耀！？！？」

俺の足の上に機材が落ちてきてしまった。

紫「っ、廉、怪我はない？」

廉「俺は大丈夫やで、でも、紫耀が、、」

紫「大丈夫だよ。ちょっと足、切っちゃっただけだから。」

廉「で、でも、血が、、」

紫「大丈夫だから、安心して。1つお願いがあるんだけど海人呼んできてくれない？」

廉「わ、分かった。」

廉が海人を呼びに行ったあとスタッフさんが来て
機材を退けてくれた。

海「紫耀！！大丈夫なの！？」

紫「ん、大丈夫だから。俺、病院行かないとだから廉のこと頼んでもいい？」

海「、、任せて。」

紫「ありがとう。」

俺はいつの間にか来ていた救急車に乗せられ病院へ向かった。