ハンバーグも絶品 ページ20
和とあのバーで会ってからは、仕事帰りにたまに一緒に寄っていた。
この日は智さんも一緒だ。
重厚なドアを開けてテーブル席に座れば、マスターから、
マ「不思議な組み合わせだな。」
と笑われる始末だ。
和に薦められて、ハンバーグを食べるとこれまた絶品で、和に"美味しい！"って言えば、"だろ？"って、まるで自分が作ったかのようにニコニコと笑って上機嫌だった。
デミグラスソースのハンバーグで、マスターに頼めばトッピングで上にチーズを乗せてくれる。
和の隣で、智さんは焼き魚定食を食べている。
"ここはバーなのか？"と疑ってしまうけど、焼き魚定食は智さんしか頼まないのだそう(笑)
「焼き魚定食もあるんですね。」
マ「智がいつも来たら魚料理を頼んでくるんだよ、だからメニューに増やしただけ。」
智「だってマスターの料理うめぇもん。」
マ「でも釣った魚は料理してもいいけど、捌いてから持って来いよ。」
智「だって家に帰ってからここ行くの面倒だし。」
って、智さんが口をとがらす。
和「おじさん可愛くない。」
それを和がバサッと斬る(笑)
智「うるさい！ニノはピアノ弾けよ！」
和「はいはい、言われなくても弾きに行きますよー。マスター、適当にカクテル作っといて。」
食べ終えたハンバーグのお皿をカウンターに置き、その足でピアノ部屋に向かう和。
お店にピアノの音が響き渡る。
和の奏でるメロディは、その日によって違うと思う。
今日は...音が弾んでる。
楽しそうというか、きっといいことがあったんだなって思わせてくれるようなメロディ。
和は、ほとんど即興でピアノを奏でている。
和本人がそう言ってた。
たまに邦楽を弾いている時もあるけれど、ピアノバージョンにアレンジを加えていたりしている。
ハンバーグを食べ終えて私もカウンターにお皿を持っていけば、マスターがシェイカーを振り終わり、グラスに注いでいる時だった。
マ「これを和によろしく。」
「はーい。」
マ「そしてシンデレラね。」
マスターが私の分であるシンデレラも作ってくれていたので、2個のグラスを持って和の方へ行く。
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あーとlove - 初めましてですね！コメントありがとうございます。次回は、翔の本音が聞けると思いますのでどうぞお楽しみに！ (2016年7月19日 1時) (
レス) id: e78417d479 (このIDを非表示/違反報告)
櫻葉みるくてぃ(プロフ) - はじめましてかな？このお話はきっとはじめまして！続きがきになりすぎます！いい話を作りますね！！ほんとに！！！！月9とかより断然面白い！！これからも期待してます。次の更新待ってます！！！ (2016年7月18日 23時) (レス) id: 82f220b590 (このIDを非表示/違反報告)
あーとlove - ひひひさん» 初めまして！コメントありがとうございます。otagaiga鈍感で、自分のことなんて思ってないだろうと思っているからこそ、こんなドタバタが成り立つんですよね（笑） (2016年7月18日 22時) (レス) id: e78417d479 (このIDを非表示/違反報告)
ひひひ(プロフ) - はじめまして！いつもひっそり見てましたが、どーしても書きたくなったので書きます！いつも、主人公ちゃんの気も知らないで好き勝手やってる翔さんに私も主人公ちゃんと一緒に振り回されてドキドキしてます。笑更新がんばって下さい！ (2016年7月18日 17時) (レス) id: 166d5a1a30 (このIDを非表示/違反報告)
あーとlove - ゆゆ。さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2016年7月7日 2時) (レス) id: e78417d479 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーとlove | 作成日時：2016年6月18日 5時
