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「……は…あはは。もう数週間しか戻れない程力もなくなってきているのに？再び奇跡がおこるまで繰り返せっていうの？……あはは…無理無理」
乾いた笑いが腹から溢れてくる。自虐以外のなにものでもなかった。
「あははははははは……はは…あはははは……」
もう何もかもがどうでもいい。この世界もこれからの世界も全てどうでもいい……。
結局運命になんて勝てやしないのだから…。
**翌日**
教室のドアを開ける。ガラッとつまらない音と一緒に視界が開けた。…ああ、フジもいる。
「ヒラくん遅刻だよー、キヨは？」
Aがケラケラ笑いながらそう問いかける。
キヨの席は、空席だ。
来るわけない…か。キヨはあいつに閉じ込められているから。
「ヒラ？キヨは休みかー？」
…俺はまだキヨが来ていることを期待していた？…ほんとバカみたい。
ポロッと滴が頬をつたう。
「ヒラくん！？」
弾かれたように牛沢先生が俺の前にきて、屈んで目線を合わせる。
そしてどの世界でも聞いたこの言葉。
「何かあったのか？キヨは風邪か何かー…？」
「うるさいなァッ！」
みんなびっくりしてこちらを見ている。
…ここにいる奴らにキヨは救えない。待っているのは絶望だけ。
もう学校に用はない。…帰ろう。
踵を返すと、牛沢先生に手を掴まれた。
***
全ての事情を牛沢先生に話すと、まず家庭訪問に行くという。これも何回も見た光景だ。
そしてその日の放課後。事情を知ったAたちと共に牛沢先生の帰りを待つことになった。
「遅いなぁ、うっしー先生」
「きっとキヨと話してるんだよ」
ガラリ、ドアを開けて入ってきたのは案の定先生。
どうでしたか！？とAとフジが詰め寄る。先生の表情は曇ったまま。
やっぱり会えなかったか。
「何しに行ってきたんですか！？教師だろッ！？会えませんでしたそうですかで帰ってきちゃ意味ないんです！」
フジが、牛沢先生につかみかかる。
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しの(プロフ) - 一番最初から全て読ませていただきました！ひぐらしのなく頃にの原作ファンなのですが、あの独特なすこしゾワリとするのに好奇心を駆り立てられるような感じが感じられてとても素敵です……！ (2017年6月14日 4時) (
レス) id: a87db4afc4 (このIDを非表示/違反報告)
いろはす - ひぐらしのなく頃には知りませんがいいお話です!更新、頑張ってください! (2016年11月23日 17時) (レス) id: e1dd9fb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
たけのこご飯(プロフ) - ダイアナさん» コメントありがとうございます！了解致しました、暫しお待ちをー;; (2016年7月28日 11時) (レス) id: 6e1790e98f (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ - 皆様は「次まだかなぁ」って感じのワクワク感が大好きみたいですけどあたしは苦手かなぁ… 更新待ってます！ (2016年7月27日 23時) (レス) id: 3444009ee5 (このIDを非表示/違反報告)
たけのこご飯(プロフ) - かなでさん» そうなんです長いんですよ。原作はもっと長いんですよ((はい、是非最後までお付き合い下さい！コメントありがとうございました！ (2016年5月15日 19時) (レス) id: 6e1790e98f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たけのこご飯
作成日時：2016年4月17日 19時
