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「ふはははー、こーすけそんなことも分かんないの？いい加減覚えなってー」
「むぐ……えと、水素……ヘリウム、リチウム、ベリリウム…ホウ素炭素…えと」
「窒素」
「そ、そう！」
「Aちゃんって、こう見えてすごい頭いいんやなぁ〜」
「あとは課題さえやってくれば成績模範生徒なんだがなー」
帰り道、みんなで興宮のクレープ屋さんに向かう途中。
俺らはこーすけがAに勉強を教えてもらいながら歩いていた。
「宿題とは弱い者のやることさ。ハッ！」
ちなみにフジはいない。なんでも、バイトが入ったそうだ。
俺の焦りとは裏腹に、時間は過ぎていく。運命はこれで覆るのだろうか…。
アブたちに言うべきことは全て伝えた。信じてもらえたかは分からないが……。
どうか神様、気休めでいい。俺に吉凶を占える何かを起こして……！
「…ん？ありゃあ、Aさんとご一行ではないですか」
つわはす！？
「…なんだよ……凶じゃねぇかよ……」
震える拳をそのままに、つわはすを睨み上げる。
つわはすの接触は、惨劇への扉も同然。こいつが出てきて、いい方向に話が行った試しがない。
「あれ、つわはすさんじゃないですか！こんにちはー！」
「Aさん、元気がいいですねぇー。」
「もしかしてつわさんもクレープ屋に？いいのか、勤務中にー」
「バレなきゃいいんですよ、ははははっ！」
…………？
険悪じゃ…ない？
「あぅあぅ…Aとつわはすが仲良くなってるなんて初めてなのです」
「………そうだな」
今までの世界でならつわはすは５年目の連続殺人事件が起きてからA接触する。
それは常に[刑事]として。
「私が署長さんに言ったらつわさんどうなっちゃうっかなー？うへへ」
「や、やめてくださいよーぅ。そんなことしたら、理由もなく逮捕します」
「理不尽の極み！」
「大人は汚いんですよ」
こんな風に談笑するなんてあり得ない。
……凶だと思っていたのに、本当は吉だった？
「……あ、いたいた。つわはすさん」
ドクン。
心臓の鼓動が一際大きくなる。
…誰の声？なんだかとても昔に聞いたことあるような……？
「あれ…ヒラ……くん？」
いや、まさか。だってそんな世界一度もなかった。
なんで今この人が目の前にー…？
「…せぴあ」
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しの(プロフ) - 一番最初から全て読ませていただきました！ひぐらしのなく頃にの原作ファンなのですが、あの独特なすこしゾワリとするのに好奇心を駆り立てられるような感じが感じられてとても素敵です……！ (2017年6月14日 4時) (
レス) id: a87db4afc4 (このIDを非表示/違反報告)
いろはす - ひぐらしのなく頃には知りませんがいいお話です!更新、頑張ってください! (2016年11月23日 17時) (レス) id: e1dd9fb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
たけのこご飯(プロフ) - ダイアナさん» コメントありがとうございます！了解致しました、暫しお待ちをー;; (2016年7月28日 11時) (レス) id: 6e1790e98f (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ - 皆様は「次まだかなぁ」って感じのワクワク感が大好きみたいですけどあたしは苦手かなぁ… 更新待ってます！ (2016年7月27日 23時) (レス) id: 3444009ee5 (このIDを非表示/違反報告)
たけのこご飯(プロフ) - かなでさん» そうなんです長いんですよ。原作はもっと長いんですよ((はい、是非最後までお付き合い下さい！コメントありがとうございました！ (2016年5月15日 19時) (レス) id: 6e1790e98f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たけのこご飯
作成日時：2016年4月17日 19時
